卓球王国 2024年4月22日 発売
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仲村渠功

卓球教室

チリに来て丁度1年が経過し、10月10日初めてチリ日本人学校で「卓球教室」を行いました。日本人学校に行って毎回思うことは生徒達のマナーが良い事です。 勿論、先生方の指導も素晴らしいのですが、その教えをしっかり守れることに感銘を受けます。
 
中南米で同じ年頃の子供達を指導しているとつい日本の子供達と比較してしまいます。 国が違えば言葉も考え方もましてや教育そのものが違うし、歴史的背景や習慣も大きく違うので簡単に比較することの方が間違っているかもしれません。

一方、日本に指導要請の多い「柔道・剣道・空手 等の武道で礼儀作法を学ぶ」ことが主になりがちですが、日本の伝統的スポーツ「卓球」、「紳士のスポーツ卓球」でも、この日本の素晴らしい「礼儀とマナー」を伝える事が出来ます。日本人として当然の活動と思い地道に行っています。

思い起こせば数人の生徒しか居なかったナイジェリアの首都ラゴス日本人学校、50人以上いただろうか?アラブ首長国連邦のデュバイ日本人学校、それに中南米のパナマ、アルゼンチン、コスタリカ日本人学校等では20~30人前後の生徒達との交流も有りました。初めてラケットを握る子供達に短い時間で「卓球」を伝えるのは非常に難しい事ですが、生徒達とボールを打ち合える幸せを味わえる最高のひと時です。

今回も日本から遠く離れた外地で、日本の子供達と過ごし「日本人のとしてのマナーの素晴らしさ」に触れ、心の底から気持ち良い一日となりました。

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