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【PICK UP】ベーシックゆえの信頼感。ラケット版『マークV』誕生

 

 

ベーシックゆえの信頼感。

ラケット版『マークV』誕生

 

もうすぐ、『マークV』の季節がやってくる。中学校での部活動をはじめ、たくさんのビギナーが卓球の世界に飛び込む春。初めてのラバーに『マークV』が選ばれるケースは多い。

その『マークV』のパッケージを連想させるレッドとブラックというカラーリングのラケットが現れた。名前もズバリ、『マークウッド』。もちろん、発売から50年以上にわたり、多くのユーザーに愛され続けるレジェンドラバー『マークV』を意識したブレードだ。ヤサカ商品・海外事業部の矢尾板駿さんはこう語る。

「弊社の代表的なラバーである『マークV』ですが、現在は多くの初心者の方にもご使用いただいております。そこで、『マークV』を貼ることを想定し、自信を持ってオススメできるラケットを作りたいと考えました」(矢尾板さん)

『マークウッド』は、初心者でも扱いやすいように設計された5枚合板。適度な弾みと柔らかい打球感、高い安定性が特徴の「5枚合板の王道」と呼べる性能で、ビギナーが最初に使うラケットとしてピッタリ。平均重量も83gと比較的軽く、手の小さな初心者でも握りやすいよう、グリップはやや細めに調整されている。

そして、高い木材加工技術を誇るスウェーデン製だけあって仕上がりの美しさも魅力的。入門用モデルにありがちなチープさは感じられず、長く使えるデザインと言えよう。

矢尾板さんによると、弾みも適度にあるため、『マークV』だけでなく、『ライガン』や『ラクザ』シリーズなど、合わせるラバーによってビギナーだけでなく幅広い層が使える性能とのこと。ビギナーから、ある程度のレベルまで使えることを考えれば、6600円(税込)という価格はお買い得だろう。

クセが少なく、バランスに優れた性能は、まさにラケット版『マークV』。ベーシックゆえに、愛され続ける理由がある。レジェンドラバーの名を継承するにふさわしい、信頼に足るブレードの登場だ。

<卓球王国2021年5月号より>

 

photo >> Yoshinori Eto

text >> Takazumi Asano

 

板厚は5枚合板としては標準的な5.8㎜。上板の下には、赤く着色した木材を使用

 

ヤサカ

マークウッド

●攻撃用シェークラケット ●¥6,600(税込)

●木材5枚合板 ●グリップ:FL

●㈱ヤサカ TEL:03・3634・5158

https://www.yasakajp.com/