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大会報道

【全中卓球】「挑戦者の気持ちで臨みました」渡部民人が男子シングルスを制す!

本日が最終日の第54回全国中学校卓球大会。団体に続いてシングルスの準々決勝から決勝が行われ、男子シングルスでは渡部民人が初優勝を果たした。

 

【男子シングルス 準決勝】
渡部民人(星槎) -4、8、-9、6、11 岩井田駿斗(野田学園)
佐々木雄大(愛工大名電) 9、8、9 栁本進太郎(明徳義塾)

 

【男子シングルス 決勝】
渡部民人(星槎) 2、9、4 佐々木雄大(愛工大名電)

 

渡部が最も苦戦したのは準決勝の岩井田(野田学園)の一戦。思い切りの良いフォアドライブで得点を狙う岩井田に攻め込まれ1ゲームを先制される。2ゲーム目は渡部が取り返すも、3ゲーム目を奪われ後がない状況に。それでも、鋭いバックハンドドライブと、時折見せる目が覚めるような回り込み強打で着実に得点を重ねフルゲームに持ち込むと。最終ゲームは3-7とリードされるも「最後まで諦めなかった」と逆転で勝利を収めた。

「実力はほぼ互角」と語る岩井田に競り勝った

敗れた岩井田はベンチで悔しさを滲ませた

 

決勝では昨年の全中の4回戦で対戦して勝利している佐々木と一年越しの対戦。第1ゲームを2点で奪うと、その後も主導権を譲らずストレートで勝利し、優勝を決めた。

決勝では積極的に攻撃を仕掛けて主導権を握った

試合中はクールな渡部だが、試合後には笑顔を見せた

 

「素直にうれしいです。最後の全中なので優勝を目指しました。直前まで国際大会があって連戦だったんですけど、挑戦者の気持ちで臨みました。(準決勝は)最終ゲーム3-7で負けだったけど、最後まで諦めなかったのが勝因かなと思います。決勝も自分から向かってプレーしました。今後は選考会や国際大会でタイトルをとれるように頑張りたいと思います。」(渡部)

最後の全中で見事優勝を果たした渡部

準優勝の佐々木。準決勝では勢いに乗る栁本をストレートで下した

3位に終わった岩井田。来年こそは優勝なるか

今大会のダークホースとなった栁本。準々決勝では優勝候補の持田(愛工大名電)に勝利

 

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