韓国の平昌で行われているアジア選手権は、男女シングルス、男女ダブルスともベスト4が決定。日本勢では女子ダブルスで木原美悠/長﨑美柚(木下グループ)が準決勝に進み、王曼昱/陳夢(中国)と対戦する。
男子シングルスでは、世界ランキング2位の王楚欽(中国)を下した田中佑汰(個人)が、同17位の林鐘勲(韓国)にも勝ってベスト8入り。準々決勝では林昀儒(チャイニーズタイペイ)の長短のわかりづらいサービスと的確な両ハンド攻撃の前にストレート負けしたが、世界トップにも通用する快速バックドライブとクレバーな戦術で鮮烈なアジアデビュー、いや世界デビューを果たした。
●男子シングルス4回戦
田中佑汰 10、-10、9、7 林鐘勲(韓国)
●男子シングルス準々決勝
林昀儒(チャイニーズタイペイ) 6、8、7 田中佑汰
樊振東(中国) -11、7、11、3 黃鎮廷(香港)
梁靖崑(中国) 5、2、7 荘智淵(チャイニーズタイペイ)
馬龍(中国) -7、8、3、-6、11 林高遠(中国)
パリ五輪選考ポイントの対象大会である今大会。男子シングルスでベスト8に入った田中は40ポイントを獲得。それにプラスして中国トップ3(対戦時の世界ランキング上位3位以内の中国選手)に勝利した時に加算される10ポイント(5ゲームズマッチ時)も、王楚欽に勝ったことで獲得。今大会で50ポイントを追加した田中は合計302ポイントになり、選考ポイントで篠塚大登(愛知工業大)を抜いて3位になった。
篠塚は男子シングルス4回戦で林高遠(中国)と対戦し、2-1とゲームをリードしたが痛恨の逆転負け。パリ五輪選考ポイントはベスト16で与えられる20ポイントを獲得し、合計273ポイント。アジア選手権前は篠塚が253ポイントで3位、田中が252ポイントで4位だったが、今大会で順位が入れ替わり、ポイント差も広がった。
●男子シングルス4回戦
林高遠(中国) -9、10、-7、5、6 篠塚大登
戸上隼輔(明治大)は3回戦で林昀儒と対戦し、ストレートで敗れてベスト16で終わる。20ポイントを加算して合計404ポイントになり、選考ポイントで2位を守っている。
●男子シングルス4回戦
林昀儒(チャイニーズタイペイ) 1、4、9 戸上隼輔
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