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日中国際交流大会を支える元名選手。「年齢や国境を超えて卓球の輪を広げられるのは、本当に素晴らしいこと」

*写真は右から大会実行委員の菊地靖子、羽佳純子実行委員長、偉関きぬ子実行副委員長

2003年に始まったこの交流大会は、2026年で23年目を迎えた。
三鷹市で開催された「2026年 日中国際交流大会」には、小学生から80代まで幅広い年齢層が参加。中国、マレーシア、カナダ、台湾、香港など多くの国と地域から選手が集結した。競技レベルも、熱心なホビープレーヤーから木下アカデミーに所属するようなトップ選手までが共にプレーする、他に類を見ない交流大会となっている。

第1回から運営を主導してきたのは、元中国代表で世界選手権メダリストの羽佳純子さんである。羽佳さんは帰化後も日本代表として世界選手権団体メダル獲得に貢献した。その良きパートナーが、中国広西省出身で全日本選手権混合ダブルス優勝の経歴を持つ偉関きぬ子さんだ。
元名選手がこれほど長く草の根レベルの大会運営を続けるのは極めて珍しい。彼女たちを突き動かす理由について話を聞いた。

「笑顔で『また来ます』と言ってくださると、『やはりやらなきゃ』という気持ちになります」
羽佳純子(大会実行委員会 委員長)「2003年に在日中国人の大会として始まりましたが、2004年からは日本人卓球人との交流を、2018年からはより多くの国と地域が参加する国際交流大会へと発展させてきました。

最初は軽い気持ちで始めたのですが、実際やってみると運営は非常に大変です。毎年準備の段階では『もうやめよう』と思うのですが、会場で皆さんが楽しそうに卓球をし、笑顔で『また来ます』と言ってくださると、『やはりやらなきゃ』という気持ちになります。

強い選手だけでなく、誰でも参加できる大会にしたいと考えています。子どもたちが幼少期から他国の選手と交流できる機会を作りたかったのです。日本と中国の関係は過去を見ても、良い時もあれば悪い時もあります。かつて元世界王者の郗恩庭さん(中国)に『日本と中国、卓球人同士の仲はとても良いのです。民間交流は続けるべきだ』と言われた言葉を大切にしています。こうした交流を続けることで、良い関係が続いていくと信じています」

「4月に大会を開催しているのは、日本の美しい桜を海外から来る方々に見せてあげたいという思いから」
偉関きぬ子(大会実行委員会 副委員長)「私は2年目から羽佳さんと一緒に歩んできました。年齢や国境を超えて卓球の輪を広げられるのは、本当に素晴らしいことです。

4月に大会を開催しているのは、日本の美しい桜を海外から来る方々に見せてあげたいという思いからです。羽佳さんは何事にも頑張りすぎてしまうので、時には力を抜いてほしいとも思いますが、スポーツマンゆえに大会運営にも全力投球してしまうのでしょうね」

昨秋からの日中情勢の影響により、今年は中国からの団体参加が自粛ムードとなり、例年より中国からの参加者は減少した。しかし、こうした時期だからこそ、四半世紀近く積み上げてきた民間交流の意義は、より一層大きなものとなっている。

 

日中のペアでの始球式

 

試合前のじゃんけんをする中国の遼寧省のジュニア選手と東京の文大杉並高の選手

 

テレビの取材を受ける参加者

 

前中国代表監督の李隼さんは羽佳さんの兄。妹の日本での活動に駆けつけた

 

カナダからの参加者。実に楽しそうに試合に参戦

 

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