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USスマッシュ、シングルスで王者が決定。男子は松島輝空が日本勢初V、女子は孫穎莎が6度目のスマッシュ制覇

アメリカ・ロサンゼルスで開催されたUSスマッシュは全日程が終了。大会最終日は男女シングルスの準決勝・決勝が行われ、男子シングルスでは、日本勢で唯一勝ち残っていた松島輝空(個人)が頂点に立ち、日本初となるグランドスマッシュ制覇を成し遂げた。

〈男子シングルス〉

●準決勝
松島輝空 4(10、7、-10、10、10)1 F.ルブラン(フランス)
シドレンコ(AIN)4(-4、8、-5、-3、9、4、10)3 モーレゴード(スウェーデン)

●決勝
松島輝空 4(5、-11、7、4、-5、7)2 シドレンコ

 

3回戦で中国勢が全滅する波乱の展開となった男子シングルス。松島は準決勝でF.ルブラン(フランス)を4-1で下すと、決勝では世界ランキング2位の張本智和(トヨタ自動車)、同4位のモーレゴード(スウェーデン)を連破して勝ち上がってきた、ロシア出身のシドレンコ(AIN※)と対戦した。

松島は得意のロングサービスから積極的に攻めてゲームを先行。しかし、2ゲーム目はシドレンコが粘りを見せてゲームカウントは1-1。それでも3、4ゲーム目を連取して優勝に王手をかけると、シドレンコが再び反撃。5ゲーム目を11-5で奪い、6ゲーム目も4-1とシドレンコがリードを広げる。

だが、ここから松島が真価を発揮。ブロックで粘りながら徐々に点差を詰めて5-5に追いつくと、そこから一気にスパートをかけ11-7でフィニッシュ。見事、グランドスマッシュ初優勝を決めた。

松島は準決勝でも、5ゲーム目の7-10から5連続ポイントを奪って逆転勝ちを収めるなど、大会を通して劣勢でも動じない精神力を発揮。豪打だけでなく、ブロックやつなぎの技術も要所で光り、プレーとメンタルの両面で一段と円熟味を増した姿を見せた。

6ゲーム目、1-4で見せた松島のブロックでの粘りはさすがだった

「このグランドスマッシュで初優勝することができて、本当にうれしいです。(2年後)アメリカでオリンピックがあるので、その舞台で優勝することができてうれしかった。今大会は楽しくプレーできたことが勝てた要因だと思います。こんなにたくさんのお客さんの前でプレーできてうれしかったですし、日本で朝早くから応援してくれた両親にも、まずは恩返しができたかなと思います」(松島)

頂点には届かなかったものの、今大会最大のサプライズを演出したシドレンコ。今後も男子卓球界を大いに賑わせる存在となりそうだ

※AIN=個人資格の中立選手

〈女子シングルス〉

●準決勝
孫穎莎(中国)4(6、9、9、-9、3)1 王芸迪(中国)
蒯曼(中国)4(9、-10、-12、8、-4、9、8)3 張本美和(木下グループ)

●決勝
孫穎莎 4(9、6、-9、5、-7、-10、4)3 蒯曼

女子シングルスは、準々決勝から決勝まで中国勢対決を3連続で制した孫穎莎が、WTTグランドスマッシュ通算6度目の優勝を果たした。

決勝では、2試合連続でフルゲームの激闘を制して勝ち上がってきた蒯曼と対戦。ゲームカウント3-1とリードして優勝まであと1ゲームに迫ったものの、5ゲーム目を落とすと、6ゲーム目には10-7とチャンピオンシップポイントを握りながら逆転を許し、勝負は最終ゲームへともつれ込んだ。

それでも、最終ゲームは冷静さを失わず、中盤から着実にリードを広げ、最後はフォア前へのサービスに対し、蒯曼がレシーブミス。最後に再び流れを引き戻した孫穎莎が、女王の貫禄を見せつける優勝を飾った。

最後まで慌てなかった孫穎莎。蒯曼を振り切って、優勝を決めた

準優勝の蒯曼は、大会を通して驚異の逆転力と勝負強さを印象づけた

張本美和は準決勝で蒯曼にゲームオールの末、惜敗。それでも、グランドスマッシュ初の4強入りと着実な成長を証明した

なお、各種目の入賞者は下記のとおり

〈男子シングルス〉
優勝:松島輝空(個人)
準優勝:シドレンコ(AIN)
3位:F.ルブラン(フランス)、モーレゴード(スウェーデン)
ベスト8:篠塚大登(東都観光バス)

〈女子シングルス〉
優勝:孫穎莎(中国)
準優勝:蒯曼(中国)
3位:王芸迪(中国)、張本美和(木下グループ)
ベスト8:早田ひな(日本生命)、佐藤瞳(日本ペイントグループ)

〈男子ダブルス〉
優勝:温瑞博/袁励岑(中国)
準優勝:林詩棟/黄友政(中国)
3位:ドゥダ/チウ・ダン(ドイツ)、林昀儒/馮翊新(チャイニーズタイペイ)

〈女子ダブルス〉
優勝:王曼昱/蒯曼(中国)
準優勝:張本美和/早田ひな(木下グループ/日本生命)
3位:王芸迪/陳熠(中国)、申裕斌/朱芊曦(韓国)
ベスト8:長﨑美柚/金娜英(木下グループ/韓国)

〈混合ダブルス〉
優勝:林鐘勲/申裕斌(韓国)
準優勝:王楚欽/孫穎莎(中国)
3位:温瑞博/蒯曼(中国)、カルデラノ/B.タカハシ(ブラジル)
ベスト8:松島輝空/張本美和(個人/木下グループ)、A.ルブラン/大藤沙月(フランス/ミキハウス)

写真提供:WTT

 

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