●女子は高2世代に実力者多し。サプライズのヒロイン誕生は?
女子は高校2年に実力者が揃う。昨年のインターハイが中止になり、彼女たちにとっては今回が初めてのインターハイとなるが、この世代を中心に優勝争いが繰り広げられそうだ。
その筆頭が全日本ジュニア女王の大藤沙月と同2位の横井咲桜（ともに四天王寺）。四天王寺では2人の同級生である面田采巳もパワーを武器に全日本ジュニアで大藤を追い詰めた。3人の先輩である3年の菅澤柚花里も最後のインターハイで意地を見せたい。
全日本ジュニア2連覇中の大藤
他校の2年生では白山亜美・青井さくら（明徳義塾）、赤江夏星（リベルテ）、小林りんご・野村光（桜丘）、山脇ゆき（白子）、東川陽菜（進徳女子）、山﨑唯愛（明誠）、?井亜紀（就実）らに注目。赤江はシングルス大阪府予選で大藤、横井を含む四天王寺勢6人に勝利。勢いに乗ってブレイクする可能性もある。白山もラリー戦に強く、2年前の全中で大藤を打ち負かすなど、大舞台で強い選手だ。
白山は四天王寺も警戒するパワーヒッター
最後の大会となる3年生の上位候補はそれぞれブロック大会で女王に輝いた買手日菜（札幌大谷）、鶴岡美菜（愛み大瑞穂）、枝廣愛（就実）、陳ヶ尾真子（和洋国府台）など。伊藤百華（希望が丘）も回転量のある両ハンドを武器に、上位に食い込む力がある。1年生に関しては、今大会はビッグネームは不在だが、先輩たちをおびやかす活躍に期待したい。
ここ数年の女子シングルスの優勝者を見ると、大会前に「本命」と見られた選手の優勝は意外に少なく、今回もサプライズのヒロイン誕生があるかもしれない。
ツイート
