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パラ卓球ジャパンオープン2023、八木克勝・舟山真弘・櫨山七菜子がシングルス金

8月30日〜9月2日に東京体育館で開催されている「木下グループ ITTF JAPAN PARA OPEN 2023」。来年のパリパラリンピック代表を決める要素のひとつである世界ランキングのポイントが大きい位置づけの国際大会。大会日程が重なったヨーロッパ勢や、世界ランキング上位の中国勢が参加しなかったものの、各国のトップランカーが、東京パラリンピックの会場でもあった東京体育館に集結し、ハイレベルな試合を展開している。

大会前半にはシングルスが行われ、日本勢では八木克勝・舟山真弘・櫨山七菜子の3選手が金メダルを獲得したのを筆頭に、合計16個のメダルを獲得した。シングルスメダリストは以下のとおり。

 

●男子シングルスメダリスト
(C=クラス。C1-5が車いす、C6-10が立位、C11が知的)

C1:宇野正則 銀
C5:土井健太郎 銅
C5:中本亨 銅
C7:八木克勝 金
C7:来田啓幹 銅
C8:立石アルファ裕一 銅
C8:佐藤泰巳 銅
C9:岩渕幸洋 銀
C10:舟山真弘 金
C11:竹守彪 銅
C11:原一 銅

男子C7優勝で、現在世界ランキング3位の八木克勝。PUNPOO(タイ)との決勝は大会随一の激闘となったが、気迫のプレーで逆転勝利。バックのアンチラバーを守備だけでなく攻撃的に使うなど、プレーの幅を広げている。パリパラリンピック出場、そしてメダル獲得へ向けて価値ある優勝となった

男子C10優勝の舟山真弘。2連敗中だったというライバルの蘇晉賢(チャイニーズタイペイ)に競り勝つなど、リーグ戦で4戦全勝して金メダル獲得。武器であるフォアの威力を活かしつつ、バックの安定感向上の課題に取り組み、その成果が実りつつある

 

●女子シングルスメダリスト

C8:友野有理 銅
C10:中村望 銀
C11:櫨山七菜子 金
C11:山口美也 銀
C11:美遠さゆり 銅

 

女子C11優勝の櫨山(はぜやま)七菜子は、両ハンドのボールタッチの良さとパワーが武器。決勝では、ダブルスのパートナーでもあるカットマンの山口美也に対し、打ち急がず、粘り強いカット打ちで競り勝った

肢体不自由(C1-10)の日本勢メダリストたち

知的障がい(C11)日本選手団

★ITTF Japan Para Open 2023公式サイト(記録ページ)

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