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欧州リポート

ヨーロッパ選手権団体戦 男子はスウェーデンが地元で21年ぶりの王座奪還

 スウェーデン・マルメで開催されているヨーロッパ選手権団体戦は準々決勝までが終了。ベスト4が出揃った。(写真提供:ETTU)

 

【男子準決勝】

〈ドイツ 3-1 ポルトガル〉

○ドゥダ 3-1 フレイタス

 ボル 1-3 アポロニア○

○シュトゥンパー 3-2 ジェラルド

○ボル 3-0 フレイタス

 

〈スウェーデン 3-1 フランス〉

 モーレゴード 0-3 F.ルブラン○

○ファルク 3-2 A.ルブラン

○K.カールソン 3-0 ローラン

○モーレゴード 3-2 A.ルブラン

 

【男子決勝】

〈スウェーデン 3-1 ドイツ〉

○モーレゴード 3-0 ドゥダ

 ファルク 2-3 ボル○

○K.カールソン 3-2 シュトゥンパー

○モーレゴード 3-2 ボル

 

 男子はスウェーデンが地元開催で2002年大会以来となる王座奪還。決勝ではドイツを相手にエースのモーレゴードが2得点の活躍を見せて優勝を決めた。2000年代後半から2010年代中盤にかけて低迷した時期もあったスウェーデンだが、モーレゴード、ファルク、K.カールソン、シェルベリと個性豊かな選手たちが力をつけて通算15度目の優勝をつかみ取った。

 王座を明け渡したドイツだが、チウ・ダン、オフチャロフ、フランチスカが欠場する中での決勝進出で、選手層の厚さを証明。大黒柱のボルがチームを引っ張り、準決勝で今大会初めて起用された若手のシュトゥンパーがジェラルドを破り、決勝でもK.カールソンにフルゲームまで迫るなど健闘を見せた。ちなみにボルはスウェーデンが前回優勝した2002年大会決勝にも出場し、ワルドナー、ホーカンソンを破って2勝をあげている。

21年ぶりに欧州の頂点に返り咲いたスウェーデン

決勝でも2勝をあげるなど、モーレゴードがチームを牽引

K.カールソンは決勝3番で貴重な勝利

久しぶりの国際大会出場となったボルだが、さすがのプレーでドイツを引っ張った

準決勝・決勝で好プレーを見せたシュトゥンパー

 

【女子準決勝】

〈ドイツ 3-0 ポルトガル〉

○ミッテルハム 3-0 シャオ・ジエニ

○ハン・イン 3-0 ユ・フ

○シャン・シャオナ 3-0 マトス

 

〈ルーマニア 3-1 フランス〉

○スッチ 3-1 パヴァデ

 サマラ 1-3 ユエン・ジアナン○

○ディアコヌ 3-1 ザリフ

○スッチ 3-1 ユエン・ジアナン

 

【女子決勝】

〈ドイツ 3-0 ルーマニア〉

○シャン・シャオナ 3-0 サマラ

○ハン・イン 3-1 スッチ

○ミッテルハム 3-2 ドラゴマン

 

 女子はドイツがグループリーグから決勝までの6試合、すべて3-0で勝利して完全優勝を達成。2連覇を果たした。決勝ではそれまで3番起用だったシャン・シャオナをトップに起用してサマラにストレートで勝利。2番ではハン・インがエース対決に勝利して王手をかけると、ミッテルハムがドラゴマンを振り切って優勝を決めた。ドイツはこれで9度目の優勝となり、ハンガリーの持つ女子の最多優勝記録に並んだ。

強さを見せつけ見事2連覇

決勝1番での起用に応えたシャン・シャオナ

ルーマニアはドラゴマンが粘りを見せたが及ばず

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