<卓球王国2021年9月号より>
木材の選定と加工技術、合板の接着方法といった確かな伝統に、現代卓球にマッチした特殊素材という革新を融合させたブレードに定評のある「メイド・イン・スウェーデン」のラケット。今春にドニックから発売された『エリートカーボン』は、スウェーデン製ラケットの伝統と革新によって生まれたトップ仕様のモデルだ。
『エリートカーボン』は、「弾み」と「球持ち」を両立させることを目指して、木材と特殊素材を選定。中芯に軟らかい材質のアバチを配し、その上にアラミドカーボンと硬質なリンバを組み合わせることで、狙いどおりの打球感を実現させた。
「スウェーデン製のラケットを好むユーザーから、『もう少し弾むラケットがほしい』という要望をいただくことがあり、『エリートカーボン』はドンピシャのラケットだという評価をいただいています。高価格なのでいきなり購入されるのではなく、試打をして打球感を気に入っていただいた方が購入してくれています」(イルマソフト・瀧澤光功さん)
実際に『エリートカーボン』を手にしてみると、まずはグリップの握りやすさを感じた。ボールを打つとやや硬めな打球感ながら、抑えきれないということはなく、コントロールもしやすい。ブレードのサイズがコンパクトに設計されているためか、フォアとバックの切り替え、台上の操作性が良いという印象を受けた。
現代卓球にマッチした『エリートカーボン』の高い性能。スウェーデン製ラケットを好む選手だけでなく、幅広い層に支持される1本になっている。
●攻撃用ラケット
●¥26,400(税込)
●木材5枚+アラミドカーボン2枚
●グリップ:FL・ST・AN
●板厚:6.0㎜
●イルマソフト㈱
スポーツトレーディング事業部
04・2936・4441
photo >> Yoshinori Eto
text >>Manabu Nakagawa
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