世界最高峰のプロリーグのひとつ、ドイツのブンデスリーガの1部リーグ(TTBL)の選手登録も終わり、8月末から始まる来季では4人の日本選手が参戦する。
ブンデスリーガのファイナル(6月15日)に駒を進めている「オクセンハウゼン」は戸上隼輔(井村屋グループ/WR=世界ランキング20位)がエースとしての起用となる。エースのカルデラノ(ブラジル)とゴーズィ(フランス)が退団し、二人は練習拠点をオクセンハウゼンにするものの、カルデラノはブンデスリーガは参戦しない方向で、ゴーズィはフランスリーグで「エヌボン」でプレーする。自動的に戸上はエース級として出場し、相手エースとの対戦が増える。
「オクセンハウゼン」とブンデスリーガ・ファイナルで対戦する「ザールブリュッケン」はECL(ヨーロッパチャンピオンズリーグ)でも優勝。このチームには「村松雄斗(WR70位)がいる。今季の後半から出場機会が減り、ECLに樊振東(中国)が参戦するとなると、さらに出場機会は減る可能性がある。
来季から参戦する篠塚大登(愛知工業大/WR29位)は、今季7位(11勝11敗)だった「グリュンヴェッターズバッハ」で登録。来季から参戦の篠塚が世界選手権の男子ダブルスで金メダルを獲得したことでクラブは沸き立っている。チームメイトにはアポローニア(ポルトガル)がいる。
横谷晟(WR172位)は今季10位(8勝14敗)の「バート・ホンブルク」に登録。このチームは今季、坪井勇磨が在籍したチームだ。
世界のプロリーグでドイツのブンデスリーガだけが「掛け持ち」を認めていないため、日本の4選手はシーズン中にTリーグを含めた他国のプロリーグとは掛け持ちができない。しかし、シーズン(8月末~5月)以外の出場は可能だ。
5月の世界選手権で64年ぶりの男子ダブルスの金メダルを獲得した戸上と篠塚はブンデスリーガで対決することになる。
「バート・ホンブルク」でプレーする横谷晟
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