<卓球王国2022年6月号より>
春風に乗って、ホットなアイツが帰ってきた。熱の力で一時的にラバーの弾みと食い込みを向上させるアイテムとして話題を集めた『ラバーウォーマー』がリニューアルして再発売となった。
この『ラバーウォーマー』はドニック、ザ・ワールドコネクトなどの日本代理店を務めるイルマソフトのアイデアで誕生したアイテム。ゴム=ラバーは冷たければ硬くなり、温かければ軟らかくなる特性に着目。ラバーに熱を加えることで弾力を増し、食い込みが良くなることで回転のかけやすさもアップさせる。
6年前にドニックから発売された初代と、今春、ザ・ワールドコネクトから発売された2代目ともに、「ラバーを温める」という根本的な機能は変わらない。しかし、2代目は製造工場を変更することでコストカットに成功。2代目は初代から4千円もリーズナブルになっている。
使い方は至って簡単。『ラバーウォーマー』をラバー表面に被せ、マイクロUSBケーブルをモバイルバッテリー(別売り)に接続。約30分放置すれば、『ラバーウォーマー』の熱でラバーが軟らかくなり、スピードグルーを塗った時のような打球感に。ラバーがソフトになることで、打球時のサウンドも高くなる。
30分の加熱で、効果は20~30分ほど持続。バンドでラバーと『ラバーウォーマー』を固定し、ラケットケースの中など、密閉空間で温めれば、より高い効果が見込める。
『ラバーウォーマー』の見せ場は寒さの厳しいウインターシーズン。冷たくカチコチになったラバーも『ラバーウォーマー』で温めれば、弾力が蘇る。また、熱によってラバー表面の結露を防ぎ、湿気を予防する効果もあるため、梅雨時や夏場にも活躍。季節によって大きく変化する、日本特有の気候にピッタリのアイテムと言えよう。
温める手間はかかるが、試合に向けた「ウォーミングアップ」と考えれば問題なし。手に取りやすくなった2代目『ラバーウォーマー』で、プレー環境に左右されず、いつでもホットなプレーを披露しよう。
●1枚:¥6,380(税込)
2枚パック:¥10,780(税込)
●サイズ:160×160×7㎜ ●重量:115g
●電圧:DC5V ●消費電力:4.4W
●最大ヒーター温度:50℃(±5℃)
●マイクロUSBケーブル付き(※モバイルバッテリーは別売り)
●イルマソフト㈱ スポーツトレーディング事業部
04・2936・4441
https://www.theworldconnect.jp/
photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano
ツイート