――用具に関して教えて下さい。張本くんの用具へのこだわりとは?
張本 ミスをしない用具です。今はフォアが『ディグニクス05』で、バックは『テナジー05』です。良いボールを打ててもコートに入らない用具は使いません。
――ラケットは選手によって、重さだったり、球持ちだったり、弧線だったり、こだわるポイントが違いますが。
張本 ぼくは、持ちやすさです。グリップです。指の部分を削って、なめらかにして握ります。そこが痛くないように削ります。ラバーはお父さんが選んで持ってきてくれたものを使います。
張本父 何枚かあったら、軟らかいものを選びますね。
張本 ぼくは厚さも重さもわからない。
張本父 智和はラケットの重さを測ったことは一度もない。私がバタフライに何グラムのラケットと指示して、提供してもらいます。
――フォアをテナジーからディグニクスに替えた時に違和感はなかった?
張本 飛んでいくのは速いので、テナジーよりも絶対速いボールは打てるけど、自分にコントロールがないと使えない。最初、1回使ってやめて、もう一回使った時に良い感じでした。今だったら使えると思いました。半年前に一度試して、その時はダメで、再度使ったら良い感じでした。
――バックはなぜそのままテナジーだったんだろう。
張本 『ディグニクス05』に替え、両面『ディグニクス05』でしたが、飛んでいくのが速いので、8月のブルガリアオープンに行く前に『テナジー05』に替えました。それで良かったのでそのまま使っています。ブロックもミスしない。
――自分の名前が入ったラケット『張本智和インナーフォースALC』が発売されるとうれしいでしょ?
張本 はい、うれしいです。
――サンプルを試打したり、デザインをチェックしたりしたでしょ?
張本 3種類くらいのデザインの中から選びました。
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