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【PICK UP】見た目は変わっても中身は同じ!! 溢れる想いを詰め込んだ新生『スワット』

 

 

燻製加工された木材を組み合わせた7枚合板は健在

 

見た目は変わっても中身は同じ!!

溢れる想いを詰め込んだ新生『スワット』

 

昨年末に実施したブランド統合により、TSPから発売されたベストセラーラケット『スワット(SWAT)』が、VICTASブランドから新発売された。

新発売と聞くと、「性能が変わってしまったのではないか」と心配するユーザーもいるだろう。だが、案ずることなかれ。スワット特有の木材を燻製することによって水分含有量を減らす「SWテック」技術はもちろん、合板の接着方法、ブレードの大きさと厚さ、そして重量も旧製品と変わらずにしっかりと作られている。

「仕様については、『スワット』は10年以上作り続けていて、弊社で1番売れているラケットなので工場も熟知しています。ですから、打球感など性能面のテストは数回で問題なくクリアできました」とVICTAS開発担当の仲村錦治郎さん。

唯一、変更されたのはデザインだ。VICTASラケットの仲間入りを果たしたことで、ブレード面にブルーの鋭いラインを走らせ、グリップもブルーとブラウンを基調にしたツートーンになった。

「もっとも神経を使ったのはグリップです。全く同じ数値のグリップにしても、人間は色によって大きく(太く)見えたり、小さく(細く)見えたりします。プロトタイプはブルーの単色で作りましたが、それだとわずかに太く見えてしまった。 また、ウッド(木)のイメージを残したいという想いもあり、ナチュラルウッド(ブラウン)も使うことにしました。この配色はVICTASのラケットでは初採用になります」(仲村さん)

グリップのデザインと配色は変わっても、開発チームと生産チームの緻密な共同作業により、旧製品と同じ性能で生まれ変わったVICTAS製の『スワット』。昨年末に発売されてから初動の動きは良く、ショップやユーザーからも期待の声が高い。

「今回取り上げてもらう『スワット』だけではなく、他の『スワット』シリーズも同様にしっかりと作り込んでいるので、お客様には安心して手にとっていただけると思います」(仲村さん)

長く『スワット』を愛用している選手、そして新たに『スワット』を手にする選手。両方にとって満足することができる、VICTAS渾身の1本に、仕上がっている。

<卓球王国2021年5月号より>

 

 

photo >> Yoshinori Eto

text >> Manabu Nakagawa

 

 

VICTAS

SWAT

●攻撃用ラケット

●¥6,050(税込)

●木材7枚 ●グリップ:FL・ST・CP

●板厚:6.0㎜ ●平均重量:85g

●㈱VICTAS 403・5545・3933

https://www.victas.com