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【PICK UP】テナジーの「粒」への飽くなき探究はまだ、終わらない。

テナジーの「粒」への飽くなき探究は

まだ、終わらない。

細い粒を狭い感覚で密集させたトップシートが特徴。スポンジ硬度は他の『テナジー』シリーズと同じだ

 

リリースの一報を聞き、「ずいぶん歳の離れた兄弟だな……」というのが第一印象だった。スポンジ硬度のバリエーションである『テナジー05ハード』が2018年にリリースされているものの、『テナジー』シリーズの新作は13年の『テナジー80』以来、実に8年ぶり。今年3月にリリースされた『テナジー19』(以下『19』)は、いわば『テナジー』5兄弟の末っ子だ。

『19』の特徴は、新たに採用された開発コードナンバー「219」の粒形状。粒の直径は1・5㎜。『05』や『64』、『80』は1・7㎜だったので、これまでのシリーズで最も細い粒形状だ。この細めの粒をルールの限界まで密集させた設計により、ボールの食い込みと反発力がアップ。材質が変わり、以前よりも硬くなっているプラスチックボールもしっかりグリップし、高い弧線で打ち出す「最強のテナジー」が完成した。

弊誌別冊『卓球グッズ2021』での日本大卓球部員による試打でも、「どんな技術でもやりやすい」「さすがテナジー」と高評価を受けた『19』。実際に打ってみると、スポンジ硬度は他の『テナジー』シリーズと同じなのだが(メーカー表記36度)、やや軟らかい印象を受ける。そして、回転をかけた時にスイング方向に確実にボールを飛ばしてくれるので、台上からドライブ強打までコントロールは抜群だ。

バタフライのハイテンション裏ソフトで『テナジー』と双璧を成す『ディグニクス』シリーズが、威力やボールの深さを特徴とするのに対し、『19』の強みはこのグリップ力とコントロールだろう。すべてのプレーにおいてソツのない性能は、さすが末っ子といったところか。自分で回転を操り、緩急やボールの「押し引き」で勝負したい技巧派にはピッタリだ。

粒形状の違いをラバーの個性としてブランド化した『テナジー』。その新作をあえて今リリースするところに、バタフライの密かな自信がうかがえる。飽くなき「粒」への探究、その道程に未だ終わりはない。

 

photo >> Yoshinori Eto

text >> Taro Yanagisawa

<卓球王国2021年7月号より>

 

 

バタフライ

テナジー19

●ハイテンション裏ソフトラバー

●オープンプライス

 ※「国際卓球」販売参考価格 ¥7,920(税込)

●厚さ:特厚・厚・中

 

 

●問:㈱タマス お客様サポートセンター 0120・600・731

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