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【PICK UP】『アコースティック カーボングランデ』／ 「もしも」を形にする、 国際卓球オリジナルモデル

<卓球王国2022年9月号より>

今注目の「サイズアップ」。

ユーザーの「もしも」を形にする、

国際卓球オリジナルモデル

 

　自分が使っているラケットの形状や板厚について、「もしもココがもう少し○○だったら……」という願望を抱くユーザーは少なくないだろう。

　実際には、ラケットを特注できるトップ選手でもなければ、願望をかなえるのは困難だ。しかし、ここにメーカーの協力を得てユーザーの「もしも」を形にする、ユーザーの頼もしい味方が存在する。数多くの「かゆいところに手が届く」オリジナルラケットを発売してきた、首都圏の大手卓球専門店『国際卓球』だ。

　今回、新たにリリースしたのは、ニッタクの大ヒットラケット『アコースティックカーボン』のブレードサイズを大きく、グリップを太くした『アコースティックカーボングランデ』（以下『グランデ』）。オリジナルに比べてブレードの長さが1㎜、幅が2㎜大きくなり、グリップの厚みが2㎜増している。

　「ラケットはブレードのサイズを変えると、予想以上に性能が変わります」。そう語るのは、開発を担当した『国際卓球』高田馬場店の神健介さんだ。

　「ラケットはブレードサイズが大きいほうが打球感が手に響くようになり、しなりがあって弧線が作りやすくなる。アウターの弾むラケットでも扱いやすくなるんです」（神さん）

　特殊素材を上板のすぐ下に配する「アウター」だと飛びすぎ、添芯の内側に配する「インナー」だと弾みが物足りない。そんなユーザーに向けた第三の選択肢として、最近注目を集めている「サイズアップ」モデル。球離れが早く弾みが強い『アコースティックカーボン』も、『グランデ』だと球持ちが良くなり、太くなったグリップをガッチリ握ることができるので、男子のドライブ型にも使いやすそうだ。

　ちなみに『グランデ』はイタリア語で「大きい」という意味。注目のサイズアップモデルが、この一本からより大きな潮流となるか。国際卓球のオリジナルモデルからは、今後も目が離せない。

弦楽器製法を取り入れた5.5㎜の合板は、『アコースティックカーボン』と同じものだ

国際卓球

アコースティックカーボングランデ

※国際卓球各店舗および　WEBのみでの取り扱い

●ニッタク製　●攻撃用シェークラケット

●¥22,000（税込）　●木材5枚＋FEカーボン2枚

●グリップ：FL　●板厚：5.5㎜

●ブレード形状：158×152㎜　●平均重量：88±3g　

●㈱国際卓球　03・3205・1601

　https://www.kokusaitakkyu.com

 

photo >> Yoshinori Eto

text >> Taro Yanagisawa

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