<卓球王国2022年12月号より>
2021年10月1日から、再び使用が可能になったカラーラバー。復活以降、各種大会を取材してきた中では、まだまだクラシックな「赤黒派」が優勢だが、カラーラバー使用者も次第に増えてきた印象を受ける。
しかし、これまで流通していたカラーラバーは硬式用のラバーのみ。「カラーラバー解禁」とはいえ、ラージボールプレーヤーには、あまり関係のない話だった。
そんな中、ラージ用で初となるカラーラバーを世に放ったのはジュウイック。この秋、『プラージュ Ⅲ』に新色のピンクが加わった。
「専門店様にうかがう中で『ラージ用のカラーラバーはないの?』というお客様の声も多いと聞きました。それに、コロナで世の中が少しくすんでいるように感じていたこともあり、カラーラバーで卓球や社会に明るさを与えたいと考えたんです」(ジュウイック・塩田勝彦社長)
確かに、レクリエーションとしても人気のラージと、ファッション的な楽しみ方もできるカラーラバーの親和性は高い。他のカラーもある中でピンクを採用したのは、レディースプレーヤーをイメージしたとのこと。ピンクといっても派手すぎず、上品で優しげな色合いに仕上がっている。
名前にも『Ⅲ』とあるように『プラージュ Ⅲ』はプラボール対応のラージ用ラバーとして開発された『プラージュ Ⅱ』の後継作。評価の高かった『Ⅱ』をさらに改良し、品質と耐久性を向上させている。
『Ⅲ』のストロングポイントは回転性能。塩田社長曰く、特に横回転をかけた時の変化が大きく、プレーの幅を広げてくれるという。以前、弊紙の企画で、中級者を対象に行った試打でも「軽く打っても回転がかかる」「引っかかりが良くて上に飛び出す」などの声があがっていた。
以上のように性能面もピカイチの『プラージュ Ⅲ』。赤と黒もあるのだが、やはりオススメはピンク。高い回転性能とも相まって、プレーをより華やかに彩ってくれるはずだ。
●ラージボール用テンション表ソフト
●¥6,050(税込)
●カラー:赤・黒・ピンク ●厚さ:極厚・厚
●㈱ジュウイック
048・479・2011
photo >> Yoshinori Eto
text >> Takazumi Asano
ツイート