5月13~15日に南アジア(ネパール・カトマンズ)、5月17~19日に西アジア(イラク・スライマニヤ)と中央アジア(ウズベキスタン・タシケント)でパリ五輪シングルス予選が開催され、各地域で男女1名ずつが出場資格を獲得した。
【中央アジア】
〈男子〉
●準決勝
Ni.アラミヤン(イラン) 4-2 ゲラシメンコ(カザフスタン)
No.アラミヤン(イラン) 4-0 ケンジャエフ(ウズベキスタン)
●決勝
Ni.アラミヤン 4-1 No.アラミヤン
〈女子〉
●準決勝
ミルカディロワ(カザフスタン) 4-3 ラフロワ(カザフスタン)
シャフスワリ(イラン) 4-3 アシュタリ(イラン)
●決勝
シャフスワリ 4-3 ミルカディロワ
中央アジア予選男子では世界ランキング42位のゲラシメンコが準決勝で敗退。代表決定戦(決勝)はアラミヤン兄弟対決となり、弟のニマ・アラミヤンが勝利し、出場資格を手にした。Ni.アラミヤンは3度目の五輪出場となる。2月の世界選手権団体戦ではドイツから2勝をあげるなど、11戦全勝と大活躍を見せたゲラシメンコは世界ランキングでの推薦出場を目指すことになる。
女子は同国女子として初めて五輪卓球競技に出場したイランのレジェンド・シャフスワリが出場資格を獲得。シャフスワリは2012年のロンドン、2016年のリオと五輪2大会に出場していたが、前回の東京五輪には出場できず。しかし、今回は37歳にして3度目の五輪切符を手にした。
【西アジア】
〈男子〉
●準決勝
ラシド(バーレーン) 4-2 アルハドラウィ(サウジアラビア)
アボ-ヤマン(ヨルダン) 4-0 ブ-シュライビ(サウジアラビア)
●決勝
アボ-ヤマン 4-1 ラシド
〈女子〉
●準決勝
サハキアン(レバノン) 4-2 アルアリ(バーレーン)
ザザ(シリア) 4-2 アボ-ヤマン(ヨルダン)
●決勝
サハキアン 4-1 ザザ
西アジア女子では46歳のサハキアンがリオ五輪以来2度目の出場資格を獲得。代表決定戦では前回の東京五輪に卓球競技史上最年少となる12歳で出場したザザと対戦。親子ほどの歳の差対決となったが、サハキアンが4-1で勝利した。男子はアボ-ヤマンが初の五輪出場資格獲得となった。
【南アジア】
〈男子〉
●準決勝
シュレスタ(ネパール) 4-2 ジニジェ(スリランカ)
カパリ(ネパール) 4-0 デ-シルバ(スリランカ)
●決勝
シュレスタ 4-3 カパリ
〈女子〉
●準決勝
アリ(モルディブ) 4-1 マジュラン(スリランカ)
バンダラ(スリランカ) 4-1 タパ(ネパール)
●決勝
アリ 4-1 バンダラ
南アジア予選通過選手は男女ともに五輪初出場。女子のアリは16歳で五輪へ出場することとなる。
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