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歴代最強の日本男子へ、松島輝空の揺るぎない自信「どのチームが来ても自分のプレーをやれば勝てる」

つい先日まで高校生だった松島輝空(木下グループ)だが、4月14日に行われた日本代表の公開練習後の囲み取材では、すでに世界のトップランカーらしい落ち着いた雰囲気を漂わせていた。

エース・張本智和(トヨタ自動車)を軸としてきた日本代表だが、松島の急成長により、チームは一気に「打倒・中国」を狙える存在へと進化している。

特に中国のエース・王楚欽とは常に互角の勝負を繰り広げ、ワールドカップでも勝利まであと1点のところまで追い詰めた松島。残る壁は、世界選手権という大舞台で勝ち切れるかどうか、その「あと1点」の差だけだ。

「ワールドカップが終わって少し休養が取れたので、肩の状態も回復してきました。本大会をイメージしながら調整しています。(今大会の変則的な)形式について思うところはありますが、あまり気にしていません。一度対戦した相手と(決勝トーナメントで)再戦する難しさもある。ただ条件はどの国も同じなので、頑張りたい。実力も世界ランキングも上がっていますが、気負わず自分らしいプレーを貫きたいです。どのチームが来ても、自分のプレーができれば勝てる自信はあります。特にサービスと両ハンドの攻撃には手応えを感じています」

松島は記者に囲まれる中で、淡々と、しかし力強く語った。 「昨年のチャイナスマッシュで梁靖崑に勝った試合がターニングポイントになり、自信を持てるようになりました。練習の意識やメンタル面を調整しながら取り組んでいます。やらされている練習はひとつもなく、自分で考えて練習の質を上げられたのが一番の収穫。 サービスは自分の武器ですが、その後の組み立てこそが最大の強みだと思っています。他選手の試合映像を見ることも多いですし、常に考えながらプレーしています。 

また、フォアハンドを重点的に強化してきたので、フォアを狙われても台から下がらずに対応できています。 自分の性格上、周りの声は気にせず、自分の考えを貫きたい。どの相手に対しても受け身にならず、常に優勝にこだわっています。あまり緊張もしません。経験を積み重ねたことで、メンタル面も強くなっています」

もし世界選手権ロンドン大会の決勝で中国と対戦し、松島の冷静かつアグレッシブなプレーが炸裂して2点を奪うことがあれば、1969年以来となる男子団体優勝の夢が現実のものとなる。

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