●女子シングルス決勝
孫穎莎(中国) 7、−10、11、6、7 銭天一(中国)
●男子シングルス決勝
樊振東(中国) 5、11、−8、9、9 馬龍(中国)
孫穎莎が強さと巧さを見せ、優勝を決めた女子シングルス。
男子シングルスは新旧世界チャンピオンの対決、そして東京五輪の決勝の再現となった樊振東対馬龍戦。会場には多くの若い観客が詰めかけた。日本と会場の雰囲気が違うと感じたのは観客の若さのせいだろう。しかも、女性が多い。決勝でも「ファン・ジェンドン!」「マー・ロン!」と女性の黄色い声援が飛び交う。
多彩かつパワフルなバックハンドを持つ樊振東と、フォアの連打で活路を見つけたい馬龍。試合の主導権は樊振東が握っていたが、競り合いになれば馬龍の巧みな攻撃がこじ開けていく。最後は樊振東がシンガポールの夜にバック強打を打ち込み、WTTスマッシュは幕を閉じた。
ハイレベルな卓球の見せ方。映像、音楽。ライティングを駆使して、従来の卓球のイメージを大きく変えたシンガポールスマッシュ。このイベントを日本の多くのファンに見てもらい、テレビが放映してくれたら、さらなる卓球ファンが増えるのではと期待させる大会だった。もちろん、そのファイナルの舞台には日本選手が立ってほしいと願うばかりだ。
男女シングルス最終のトーナメント表は以下のとおり。
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