本日より愛知・スカイホール豊田にて第50回記念全国高等学校選抜卓球大会の競技がスタート。50回記念大会の今大会は例年よりも出場枠数が増え、男女とも64校が出場し優勝を争う。
競技初日の今日は男女とも予選リーグ第1・2戦が終了。明日は第3戦が行われ決勝トーナメント進出校が決定し、その後、決勝トーナメント1回戦と準々決勝を実施。ベスト4が出揃う。
男子は地元開催で選抜8連覇を狙う愛工大名電が2試合ともストレートで勝利。2戦目の福島東稜戦では2番の菅沼翔太がフルゲームジュースまで追い込まれるなど、やや苦しむ場面もあったが、最後はきっちり勝利して初日を戦い終えた。
その愛工大名電と並ぶ戦力を有し、3度目の選抜優勝を目指す野田学園も2試合とも3-0で勝利。こちらも慶誠との初戦では2番と3番のダブルスがフルゲームと苦戦したが、続く開志国際との第2戦は1番から3番まで全試合ストレート勝利と完勝を収めた。
その他、上位常連の遊学館や明徳義塾、希望が丘などが取りこぼしなく2勝。昨夏の主力がそのまま残る明豊、インターハイに続く表彰台を狙う育英、出雲北陵も2勝をあげて初日を終えている。また、ここ最近は上位に絡めないでいる鶴岡東は東山との強豪対決に3-2で勝利。虎視眈々と上位をうかがう。
女子は四天王寺とリベルテという大阪の2校が優勝戦線をリード。選抜8連覇がかかる四天王寺は2試合を戦って1ゲームを落としたのみで危なげないスタート。横井咲桜、大藤沙月、面田采巳を擁し、絶対的な強さを誇った前チームとは違ったカラーで挑む今大会だが、過去にも飛び抜けたエースが不在でも、総力戦できっちりと勝ち切ってきたからこその選抜7連覇、インターハイ9連覇。「負けない四天」という戦いぶりを披露できるか。
初優勝を狙うリベルテも2試合を戦い全試合3-0勝利と圧倒。粒ぞろいの戦力の四天王寺に対し、こちらは全日本ジュニア3位の篠原夢空、同ベスト8の由本楓羽と司千莉という大型チーム。2点起用の上澤杏音も他チームであればエース級の実力がある。
昨夏まで選抜とインターハイ合わせて3大会連続準優勝の明徳義塾はレギュラーが一新。桜の聖母戦で1失点を喫するも今日の2試合とも勝利し、明日の第3戦へと挑む。女子は明徳義塾に限らず、昨夏のエースや中心選手が卒業したチームが多く、上位争いは混戦の予感が漂う。その中で昨夏の主力がそのまま残っている富田、牧野里菜と竹内伶が単複でどっしりと構える遊学館、元気の良い1年生が揃う横浜隼人などが有力な上位候補か。また、愛み大瑞穂は第1戦で武蔵野に完勝を収めるなど充実の戦いぶりを見せており、地元・愛知で大暴れに期待したい。
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