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大会報道

前期日本リーグ香川大会の女子1部はレゾナックが全勝V。2位はデンソーポラリスが入る

百十四銀行 前期日本リーグ香川大会の女子1部は、レゾナックが7戦全勝で優勝。2021年前期大会で前身の昭和電工マテリアルズとして優勝して以来、4年ぶりの優勝を飾った。

 

【女子1部の最終順位】
1位:レゾナック(7勝0敗)
2位:デンソーポラリス(5勝2敗)
3位:中国電力ライシス(5勝2敗)
4位:サンリツ(4勝3敗)
5位:愛知工業大学(4勝3敗)
6位:十六フィナンシャルグループ(1勝6敗)
7位:百十四銀行(1勝6敗)
8位:エクセディ(1勝6敗)

 

レゾナックは今春に出澤と出雲の2人が入社。4月に行われた日本リーグ・ビッグトーナメントで出澤がシングルスで優勝し、出澤と出雲が組んだダブルスでも優勝するなど大型補強に成功していた。今大会でも出澤と出雲が単複で大活躍し、そこにゴールド選手の芝田(日本ペイントグループ)が加わったことでチーム力がさらにアップ。圧倒的な強さを見せて優勝に突き進んだ。

ルーキーながら出澤はチームのエースとして大車輪の活躍

出澤(右)と出雲のダブルス

男子1部の愛知工業大と同じく、レゾナックも最終戦を待たずに第6戦で地元の百十四銀行に勝った時点で優勝が決まった。最終戦のエクセディには前半で0‐2とリードされたが、3番で出澤/出雲のダブルスが勝つと、4番で出澤、5番で出雲がそれぞれ勝利し、大逆転勝ちで今大会を終わらせた。選手層の厚さから後期リーグでも優勝候補の筆頭になるだろう。

ゴールド選手の芝田の存在も大きかった

レゾナックの工藤夢選手(内山監督からの指名)の優勝後のコメント

「レゾナックという社名になってから初めての優勝で、日本リーグの優勝も数年ぶりだと思います。私自身もレゾナックに入社して初めての団体戦での優勝になりのですごくうれしいです。
4月のビッグトーナメントで単複で優勝していて、チームとしても波に乗れていました。去年よりも確実に戦力がアップして、試合に出ない人も全員で優勝に向かっていくことができていて、そういう部分も良かったと思います。
去年の後期が5位だったので、(今大会では)序盤で強いチームと当たりましたが、そこで勝てたことが大きかったと思います。
次の目標は、来週の全日本実業団です。今回は芝田さんがゴールド選手で出てくださったことで戦力的にかなり上がりましたが、実業団はレゾナック所属の選手だけで戦うことになるので、そこで優勝することができたら本物だと思います」

 

デンソーポラリスの躍進を支えた橋本(左)と野村萌

2位と3位は5勝2敗でデンソーポラリスと中国電力ライシスが勝敗で並んだが、勝率ほかでデンソーポラリスが上回り、2位に。昨年にグランドスラムを達成した中国電力ライシスは、レゾナックと愛知工業大にそれぞれ0‐3で敗れたのが痛かった。

中国電力ライシスは中森(右)/由本のダブルスを起用するなど新たな試みを見せた

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