男子団体準決勝、中国対フランス戦は中国の大応援団とフランス応援団を熱狂させた。4番・王楚欽の勝利の瞬間は耳をつんざくような大歓声が爆発。中国応援団は女性ファンばかりなので、耳がしばらくキンキン鳴っていた。

会場の8〜9割近くは中国人ファンか。毎度のことながら、どこの国にいるのかわからなくなる
フランスにも勝利のチャンスは十二分にあった。1番・コトンが王楚欽との僅差の勝負を制していれば、フランスが一気に3ー0で押し切ったかもしれない。そして最も悔やまれるのは3番のA.ルブラン。出足から梁靖崑を圧倒し、3ゲーム目の10ー9でチャンスボールをしっかり決めていれば……。

快調に飛ばしたA.ルブラン。スーパープレーを難なく決める男が、チャンスボールを決められず
それでも、中国は勝った。コートサイドのVIP席では、中国卓球協会の王励勤会長や馬龍、許昕が1本ごとに立ち上がって応援していた。もうひとつのベンチが、コートサイドにあるかのようだった。

コートの選手に声援を送るレジェンドOBたち。手前から王励勤会長、馬龍、許昕、秦志戩・元男子監督
おでこがくっつくぐらい、選手に顔を寄せて必死の形相でアドバイスを送る王皓監督は、試合の途中でジャージを脱ぎ、ユニフォーム姿に。選手よりも熱く、声援を送っていた。観客席でも全力で応援するコーチ陣の姿があった。

ジャージを脱いだ王皓監督

ファンとともに声援を送るコーチ陣
ステージ1Aで2敗を喫し、連覇には黄信号どころか、赤信号が灯りそうだった中国。決勝トーナメントでも、かつてのような絶対的な安定感はないが、追い詰められるごとにその底力が際立つ。
しかし、2001年大阪大会から続く男子団体11連覇は、あまりに長過ぎる。その連続優勝の記録を断ち、100周年大会で新たな歴史を作るのは日本だ。ロンドン大会の最終試合、男子団体決勝はどんな結末を迎えるのか?

韓国戦、フランス戦でチームを救った梁靖崑。日本戦でも3番に出場か?
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