昨日、5月6日の男女決勝トーナメント2回戦で、最後まで熱戦が続いたのが地元イングランドとブラジルの一戦だ。
エース・カルデラノの2点取りが堅いブラジルは、これまで3番手起用だったテオドロを2点起用。テオドロは2番でイングランドのグリーンをストレートで破り、ブラジルが決定的な2勝目を挙げた。

2番で大きな勝利を挙げたテオドロ。バックドライブは強烈
イングランドも3番でウォーカーがイイヅカ、4番でエースのジャービスがテオドロをともに3ー1で破って2-2まで追いついたが、ラストに立ちはだかるカルデラノの壁はあまりに厚かった。イングランドのグリーンも随所に好プレーを見せたが、カルデラノがストレートで勝利してブラジルをベスト8へと導いた。

まさに豪腕、カルデラノの一撃を止められる選手はいない
●男子決勝トーナメント2回戦
〈ブラジル 3ー2 イングランド〉
◯カルデラノ 6、8、11 ジャービス
◯テオドロ 14、10、6 グリーン
イイヅカ 9、ー6、ー6、ー9 ウォーカー◯
テオドロ ー5、6、ー6、ー10 ジャービス◯
◯カルデラノ 8、8、4 グリーン
試合時間は2時間47分。その前に第2コートで行われた女子のウクライナ対アメリカ戦が長引いたこともあり、試合が終わったのは23時に近かった。
会場からは奮闘するイングランドに熱心な声援が送られたが、残っていたお客さんは300人いたかどうか。他の3つのコートは照明が落とされ、カメラマンの姿も2〜3人しかいなかった。

深夜22時を過ぎ、観客席はさすがにガラガラだった
試合中、ガラガラの観客席に囲まれて奮闘する選手たちを、観客席の一番上から眺めてみた。100周年記念大会で卓球の母国が迎えた、あまりに寂しい終戦。ブラジル対イングランドという対戦カード、隣にあるサッカーの聖地、ウェンブリー・アリーナなら超満員になるのだろうが……。
『サイバーシェイプ』を使い、一撃必殺の強打を繰り出す巨漢・ジャービス、オフチャロフばりのバックサービスの使い手・グリーン、そして2016年大会で男子団体3位に躍進した時のメンバーであるウォーカー。イングランド男子チームは魅力的な選手が揃っていた。

こちらも一撃の威力はすさまじかったジャービス

バックサービスから両ハンドで得点を重ねたグリーン
ラストまで回っても勝利の可能性は低い。それがわかっていても最後まで全力で戦ったイングランドのプレーを、最後まで見届けられて良かったと思う。
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