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世界卓球2026

ドイツ戦の勝利で波に乗れるか松島輝空「自分たちが目指すのは金メダル。まだまだ満足しない」

世界卓球の男子団体準々決勝。世界ランキング10位のチウ・ダンに勝利し、チームを勢いに乗せたのは16歳の松島輝空だった。

しかし、ここまでは決して順風満帆ではなかった。カザフスタン戦後には「まだ50%くらいしか力が出せていない」と自身のプレーを振り返っていた松島。そんな彼に対し、岸川聖也監督は「コート上でポジティブになること」を助言したという。

それまでのもどかしさを振り払うような鮮やかな速攻でチウ・ダンを撃破し、メダル獲得へとチームを牽引した松島。試合後、ミックスゾーンで次のように心境を語った。

「メダルを獲得できたことは嬉しいですが、自分たちが目指すのは金メダル。まだまだ満足せずに明日以降もしっかりといい準備をして頑張っていきたいです」

自身の状態については、率直な苦悩も明かした。 「(チウ・ダンに勝ったが)これまでは満足できるプレーができず、自信を失いかけていました。でも今日、監督に(前半で)起用していただいたことで、今まで以上に準備と対策を徹底し、気持ちを入れ直して臨めました。そこが良い結果に繋がったと思います。(オーダー発表前は)もしかしたら3番での起用かなとも思っていましたが、岸川監督がもう一度前半で出してくれた。しっかりと準備して勝たなければいけない、という強い気持ちがありました。 今大会前までは本当に良い形でプレーできていたのですが、いざ始まってみると満足できる内容が一度もなくて……。少し気持ちの面でナーバスになっていたのかなと思います」

トップ選手といえども、長丁場の世界選手権では波がある。チウ・ダン戦の勝利で本来の輝きを取り戻した松島がこのまま波に乗れば、エース張本智和とともに強力な「ツインエース」として、次戦のチャイニーズタイペイ戦でも大きな期待がかかる。

PHOTO Remy Gros

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