今日の男子決勝トーナメント2回戦で、ルーマニアと対戦した中国チーム。トップに起用された梁靖崑が、E.イオネスクにストレートで完敗。観客席に詰めかけた中国人ファンに再び緊張が走った。
その観客席から試合を見つめていたのが、中国代表として長くチームを支えてきた馬龍と許昕だ。四川省成都市での集合訓練からチームに帯同し、つきっきりで後輩たちを指導。さらに5月3日に中国を出発してロンドンに入り、決勝トーナメントから中国男子の試合を見守っている。

決勝トーナメント1回戦では、1コート横に中国卓球協会の王励勤会長と、許昕・馬龍が揃い踏み

今日は2階席から、馬龍・許昕・劉詩ウェンが中国男子を応援
今日の2回戦では、コーチ陣も観客席に陣取り、時には音頭を取って選手に声援を送る姿も見られた。コーチ陣やチームメイトが観客席で見守るのは珍しいことではないが、危機感がヒシヒシと感じられる。

ルーマニア戦で選手に声援を送るコーチ陣
ルーマニア戦は2番・王楚欽と3番・林詩棟がストレート勝ちし、4番で王楚欽がE.イオネスクに1ゲームを奪われながらも3ー1で勝利してベスト8進出を決めた。

王楚欽はここからギアを入れていけるか

中国に冷や汗をかかせたE.イオネスク
若い林詩棟が少しずつ本来のプレーを取り戻しつつある一方で、ベテランの梁靖崑は今後の起用は難しいかもしれない。ベンチで唯一、出場機会のない尚鵬が準々決勝以降で起用される可能性もある。
そしてエース・王楚欽はこのルーマニア戦で、すでに今大会6試合を戦っており、やや運動量が落ちている感もある。5月8日の準々決勝は、ステージ1Aで敗れた韓国との再戦。レジェンドOBたちのサポートのもと、1大会で同じチームに二度敗れるわけにはいかない。
【男子ステージ2・2回戦】
〈中国 3‐1 ルーマニア〉
梁靖崑 ー5、ー7、ー6 E.イオネスク◯
◯王楚欽 5、10、5 チリタ
◯林詩棟 9、6、4 O.イオネスク
◯王楚欽 8、ー8、3、4 E.イオネスク

ベンチの王皓監督からも緊張感が伝わってくる
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