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世界卓球2026

祝・100周年、ロンドンへと帰る世界卓球。大きく変わった試合方式などをチェック!

4月28日、イングランド・ロンドンで幕を開ける『2026 ITTF世界卓球選手権ファイナルズ ロンドン大会(団体戦)』。1926年にロンドンで第1回大会が行われた世界卓球選手権が、100年の時を経て「聖地」ロンドンへと戻ってくる。

日本選手団は4月27日に日本を出発し、ロンドン入り。日本男女チームの初戦となる、5月2日のステージ1Aの開幕に向けて現地で調整する。

近年の世界卓球団体戦であれば、開幕初日から日本チームは予選グループを戦い、大会の前半は予選グループ、後半は決勝トーナメントというスケジュールだった。しかし、今大会は過去の世界卓球団体戦にはない、独特の試合方式が採用されている。

1月26日に行われた大会のドローの様子。イングランド男子チームのドリンコールが参加した(写真:ITTF)

まず4月28日から5月1日までの4日間は「ステージ1B」。ドローが行われた1月のチームランキングで8位以下だった、男女それぞれ56チームが4チームずつ、14グループに分かれて戦う。各グループ1位のチームと、2位の14チームのうち10チームまでが決勝トーナメントに進出できる。

ステージ1Bの会場は、ロンドンの東の郊外にあるオリンピック・パーク内の『カッパー・ボックス』。ブラジル男子のスーパーエース・カルデラノや、強力なバックハンドを駆使するヨルジッチ(スロベニア)、女子ワールドカップで世界女王・孫穎莎を追い詰めたゴーダ(エジプト)など、注目選手も数多く登場する。

昨年の世界卓球2位。ブラジル男子のスーパーエース、カルデラノ

エジプトのゴーダは、「アフリカの女王」として活躍してきたメシュレフとともに上位進出を狙う(写真:レミー・グロス)

そして5月2・3日、ロンドンの西の郊外にある『OVOアリーナ・ウェンブリー』に場所を移して行われるのが「ステージ1A」。世界チームランキング1〜7位(1月のドロー時点)に開催国のイングランドを加えた8チームが2つのグループに分かれ、決勝トーナメントのシード順を決める戦いを行う。

日本は男女ともグループ2にドローされ、男子はフランス、ドイツ、チャイニーズタイペイ、女子はドイツ、フランス、イングランドと同組だ。日本女子は初戦は地元イングランド、日本男子は強豪・ドイツと大会初戦を迎える。

チームランキングではなく、リーグ戦でシード順を決める今回の試合方式については、ドイツ卓球協会が批判する書簡をITTF(国際卓球連盟)に送るなど、批判の声も多い。トップ選手への負担が大きくなり、若手が経験を積む機会も減ってしまうからだ。一方で、日本男子はチームランキング4位でありながら、グループ2で全勝すれば第2シードを確保でき、グループ1の1位チームと決勝まで当たらない。試合方式の変更をポジティブにとらえ、追い風に変えたい。

5月4日からスタートする決勝トーナメントは、男女とも32チームによるトーナメント戦。4〜5日はベスト16決定の1回戦、6日はベスト8決定の2回戦、7・8日に男女準々決勝と試合が進んでいく。そして最後の週末が大会のクライマックス、5月9日の男女準決勝を経て、5月10日の男女決勝で記念すべき100周年大会のチャンピオンチームが決定する。

男子団体の優勝杯・スウェースリング杯(左)と女子団体の優勝杯であるマルセル・コービロン杯(右)。ふたつの優勝杯はどのチームに渡るのか?(写真:ITTF)

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