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東京五輪卓球

陳夢、ヒヤリ。杜凱琹の猛攻に先制許すも、逆転で準決勝進出

●女子シングルス準々決勝
陳夢(中国) -6、-6、6、9、1、8 杜凱琹(香港)

 

今大会、女子シングルスの優勝候補である陳夢(中国)が出足から動きが固く、杜凱琹(香港)に2ゲームを先取される苦しい出足。杜は前陣を譲らず、ミドル攻めからのサイドを切る厳しいコースの両ハンドドライブで、度々陳夢を抜き去る。2ゲーム先取から2-1となり、第4ゲームも9-9のクロスゲーム。しかし、最後は陳が打ち切って奪った。

これでようやく勢いを取り戻した陳。杜の揺さぶりに対しても、水を得た魚のようによく動きパワフルなドライブを連発し、第5ゲームは11-1で圧倒。第6ゲームも陳が5-2でリード、しかし杜も追いついて8-8まで行ったが、最後は陳が中陣の打ち合いを制して逃げ切った。

仮に4ゲーム目の接戦を杜がものにしていたら、結果は変わっていたかも知れない。石川戦のユ・モンユや杜凱琹のように、五輪では世界ランキング以上のパフォーマンスを見せる選手が出てくる。ハイレベルな準々決勝だった。

第5・6ゲームはダイナミックなドライブが炸裂した陳夢

 

杜凱琹は打球点の早いドライブを連発。素晴らしいプレーだった

 

劉国梁もヒートアップ。観客席から激を飛ばした

 

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