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「友誼第一、試合第二(友情第一、勝敗第二)」。第5回 中国文化センター杯卓球大会が東京武道館で開催

 4月23日に東京・東京武道館で「第5回 中国文化センター杯卓球大会」が開催された。この大会は東京・虎ノ門にある中国文化センターが主催し、日中両国間の民間交流と親睦を目的として毎年行われているもので、今年が5回目の開催となる。

 書道や美術などの文化活動を通じた交流の拠点となっている中国文化センターだが、近年は卓球を通じた交流にも力を入れており、この大会もその一環として開催されている。大会のスローガンは「友誼第一、試合第二(友情第一、勝敗第二)」。卓球経験者、初心者問わず、20代から70代まで幅広い層の日本在住中国人と日本人が参加し、卓球を通した交流を図った。

大会参加者

 大会は前回に続き、元中国代表選手でかつては福原愛さんのコーチも担当した鄭慧萍さんが主催する「ジャスミン杯卓球大会」と合同で開催。中国文化センターの羅玉泉センター長は「共同開催により、卓球を通じた日中交流がより自然に広がることを期待しています」と語り、鄭慧萍さんも「合同で開催することで、より多くの方に卓球の楽しさと交流の価値を感じていただければうれしい」と口にした。また、来賓として訪れた日本卓球株式会社(ニッタク)代表取締役社長の北岡謙一郎さんも開会式で卓球を通じた国際交流の可能性と大会への期待を語った。

中国文化センター・羅玉泉センター長

日本卓球株式会社・北岡謙一郎代表取締役社長

 前回までは5人1組での団体戦で試合を行っていたが、「より気軽に参加できるように」(中国文化センター・羅玉泉センター長)と、今回は21組のダブルスを中心に開催。ダブルスはレベル別に「挑戦(中級以上)」「愛好(初級)」「友誼(入門)」の3グループに分かれてリーグ戦を行い、各ブロックを勝ち上がった選手による決勝トーナメントで優勝が争われた。

 また、決勝トーナメントだけでなく、各リーグの順位ごとの交流戦、中国文化センター杯とジャスミン杯の優勝者による交流戦、シングルスも実施。参加者からは「勝ち負けだけでなく、いろいろな人と打てるのが楽しい。普段は出会えない方と交流できるのが魅力」「レベルに関係なく参加できる雰囲気があり、初めてでも安心して楽しめた」といった言葉が聞かれた。

両大会の優勝者。左から6人目が鄭慧萍さん

 大会運営に携わる関係者は「誰もが参加しやすく、記憶に残る大会づくりを目指している。協賛や支援によってその環境が支えられている」と話し、今後も継続的に大会を開催していくという。言葉や文化の違いを越え、ラリーを通じて人と人とがつながる。卓球というスポーツの本質的な魅力を感じられる大会となっている。

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