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今野の眼

メダリストの既得権はなし。パリ五輪の選考基準が大きく変わり、トップクラス全選手がゼロから出発

 

コロナ禍と不透明なWTTによって、

国内選考会やTリーグなどがポイントに加味される

 

9月12日に日本卓球協会の宮崎義仁強化本部長がオンラインでの会見を行い、パリ五輪に向けての日本代表の選考基準を説明した。

今までは、世界ランキングを重視した選手選考を続けてきたが、次のパリ五輪は現時点では国内選考会や数少ない国際大会、Tリーグ、全日本選手権などをポイント制にして、その合計ポイントで代表を選出することが発表された。

2024年パリ五輪は同年夏に開催が予定されているが、五輪代表は1月の全日本選手権後に発表。シングルス代表2名は合計ポイントの上位2名で、団体戦用の3番手はダブルスも考慮しながら強化本部が推薦する。

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対象となる大会は2022年は以下の通り。(数字は獲得ポイント、実際にはベスト16・32まで獲得ポイントあり)

●2022年

第1回パリ五輪選考会 (優勝50・2位45・3位40)

第2回パリ五輪選考会 (優勝50・2位45・3位40)

アジア競技大会シングルス (優勝80・2位60・3位40)

第3回パリ五輪選考会 (優勝50・2位45・3位40)

2022Tリーグ個人戦 (優勝25・2位20・3位15)

2022~2023Tリーグ個人成績 (1勝1点、ヴィクトリーマッチ2勝1点)

●2023年

全日本選手権大会 (優勝60・2位50・3位40)

第4回パリ五輪選考会 (優勝100・2位90・3位80)

世界選手権大会シングルス (優勝200・2位160・3位120)

第5回パリ五輪選考会(優勝100・2位90・3位80)

アジア選手権大会シングルス(優勝160・2位120・3位80)

第6回パリ五輪選考会 (優勝100・2位90・3位80)

2023Tリーグ個人戦 (優勝50・2位40・3位30)

2023~2024Tリーグ個人成績 (1勝2点、ヴィクトリーマッチ1勝1点)

●2024年

全日本選手権大会 (優勝120・2位100・3位80)

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以上の大会の1位からベスト32(もしくは16)までがポイント制になり、その合計ポイントで日本のシングルス代表2名が決定。2022年の獲得ポイントは2023年になると2倍の獲得ポイントになる。

 

現在、世界ランキング4位の張本智和も、パリ五輪に向けてはゼロからのスタートになる

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