Tリーグ2024-2025シーズンの開幕まで残り2日に迫った今日8月22日、木下マイスター東京（以下、KM東京）と木下アビエル神奈川（以下、KA神奈川）のTリーグ開幕前会見が木下グループ本社（東京・新宿）にて行われた。パリ五輪に出場した平野美宇、張本美和をはじめ、それぞれのチームの所属選手及び監督が登壇し、意気込みを語った。
男子は田添健汰、萩原啓至が体調不良により欠席。男子5選手、女子4選手が記者会見に登場した
KM東京は、昨シーズン、監督を務めた倉嶋洋介氏が退任。さらに、昨年シーズン優勝に貢献した篠塚大登、戸上隼輔らが抜け、新たに吉村和弘、横谷晟らを迎えるなどメンバーの顔ぶれも変わった。監督代行に就任した王凱コーチは、「今シーズンのテーマは、『明るく、皆さんに愛されるチーム作り』。若い選手、ベテランの選手もいる中で力を合わせて頑張っていきたい」と新たなチームで迎える7thシーズンへ意気込みを語った。
監督代行の王凱コーチ
新加入の吉村は「非常に強い選手がそろっていて、レベルの高いチーム。入ったからにはプレッシャーも感じるが、その舞台でしっかり勝てることを目標にやっていきたい」と語った。松島輝空も「今シーズンは出られる試合には1点でも多く取って、チームに貢献して連覇できるように頑張っていけたら」と意気込んだ。
最年長でキャプテンの大島祐哉は、チームとしての目標について「KM東京は昨シーズン優勝したが、メンバーはかなり変わっている。若い力を見せていきながら、連覇を目指してやっていきたい」とし、個人としては「最年長になってチームのキャプテンをさせていただいている中で、後輩の指導をしながら、勝ってほしいという気持ちがありながら、その中で出たところでしっかり勝って、勝点に貢献したい」と語った。
「ぼくがやったらなんか猿みたいじゃないですか（笑）」と笑いを誘った大島（前列左から2番目）。ムードメーカーとしての活躍にも期待がかかる
またKA神奈川は、昨シーズンに続き中澤鋭監督がチームを率いる。「今年はチームとしてはTリーグで優勝できるように頑張っていきたい。そして、チームが世界の頂点に立てるように頑張りたい。世界の頂点に立つためには技術の強化だけでなく、心の育成も重要。感謝の心を育成していきたい」（中澤監督）。
技術のみならず、心の育成も重視していきたいと語った中澤監督（右）
昨シーズンに続いてKA神奈川でプレーする長﨑美柚は 「パリ五輪が終わってすぐにTリーグが開幕するが、また次のオリンピックに向けてレースが始まる。チームとしては王座奪還を目標に、チーム一丸となって、同じ目標に向かって頑張っていきたい」とロス五輪も視野に入れたコメントを残した。
抱負を語る長﨑
「昨年負けてしまって2連覇ですることができず、本当に悔しい思いでやっていた。今回はチームとしては2度目の優勝、個人としてはみんな全勝できるように、みんなで思い切って頑張れたらいいなと思う」（木原美悠）
「チーム一丸となって王座奪還を目指して頑張ること、個人としてはオリンピックが終わって初めての試合なので、またこれから成長できる試合なので、楽しくやれたらと思う」（張本美和）
また今シーズンキャプテンを務める平野は、Tリーグの見どころについて「オリンピック、国際大会に出場していた海外、国内の選手が出場するのでぜひ会場に足を運んでいただきたい。KA神奈川はみんながすごく明るい。そこも注目してもらえればうれしい」とし、さらに今シーズンの目標については「1度優勝したことがあるが、前回は負けてしまったので、おうじゃ？おうざ？奪還？（笑）できるように頑張りたいし、個人としては一番歳上になるのでプレーでも生活面でも少しでも引っ張れるように頑張っていきたい」とお茶目な部分も見せながら、最年長としての意気込みを語った。
今シーズンへの目標を語った平野。最年長として、チームを引っ張っていく
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