卓球王国 2024年11月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

全日本社会人、男子ダブルスは川上尚也/西康洋が戴冠。ともに全国初タイトル!

10月25〜27日にかけて京都・島津アリーナ京都で開催中の全日本社会人。今日(26日)はダブルスの準決勝・決勝が行われ、優勝ペアが決定した。

〈男子ダブルス〉
優勝:川上尚也/西康洋(日野キングフィッシャーズ)
準優勝:藤村友也/髙見真己(日鉄物流ブレイザーズ)
3位:龍崎東寅/渡辺 裕介(ケアリッツ・テクノロジーズ/協和キリン)、有延大夢/田添響(T.T彩たま/岡山リベッツ)

男子ダブルスは、「挑戦者の気持ちで臨んだ」という川上/西が、準決勝で龍崎/渡辺(ケアリッツ・テクノロジーズ/協和キリン) 、決勝で藤村/髙見(日鉄物流ブレイザーズ)を退けて初優勝に輝いた。

川上/西は、「一番苦しかった」という準々決勝で上村/三部(シチズン時計)にフルゲームで苦心の勝利を収めると、準決勝では龍崎/渡辺に勝負どころとなった2ゲーム目を18-16でものにしてストレートで勝利。

続く決勝では、藤村/髙見にゲームカウント1−1で迎えた3ゲーム目を8−10から逆転で奪い、4ゲーム目もコートを広く使った大きいラリーをことごとくものにして3-1で勝利。両者にとって、人生初の全国タイトルとなった。

気迫あふれる戦いぶりで頂点へと駆け上がった川上(右)/西。ともに人生初の個人戦タイトル獲得となった

ベンチに入った岩崎コーチと歓喜の抱擁

「優勝した瞬間はあまり実感がなかったけど、いざ表彰式が終わった今はすごくうれしいです」(西)

「ぼくは今月結婚したので、そのお祝いみたいな感じでうれしいです。(勝因は)本当にお互いを信頼して、できることを徹底してやったこと。あとは気持ち。一本でも多く返して、気持ちで負けないように。全体を通して戦術はそこまで考えずに、気持ちで負けないことだけを意識していた。」

「日野キングフィッシャーズは『勇気と感動を与える』というモットーをもってやっていて、今回の優勝で普段応援してくれているファンの方に勇気と感動を与えられたならうれしい」(川上)

 

準優勝の藤村/髙見は、準決勝で有延/田添(T.T彩たま/岡山リベッツ)との死闘を乗り越えて決勝進出。決勝は3ゲーム目を取りたかったが、10-8リードから惜しくも逆転を許した。

準優勝の藤村(左)/髙見。両者ともにセンスあふれる球さばきを見せた

3位の龍崎(左)/渡辺。準決勝では2ゲーム目を落としたのが痛かったか

3位の有延(左)/田添。準決勝は先に2ゲームを奪うも、藤村/髙見の粘りにわずかに及ばず

 

なお、男子ダブルス準決勝・決勝の記録は下記のとおり

●準決勝

川上/西(日野キングフィッシャーズ) 7、16、9 龍崎/渡辺 (ケアリッツ・テクノロジーズ/協和キリン)

藤村/髙見(日鉄物流ブレイザーズ) -6、3、-5、8、9 有延/田添(T.T彩たま/岡山リベッツ)

●決勝

川上/西 -8、5、10、8 藤村/髙見

 

関連する記事