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全中男子シングルス準々決勝進出者は群雄割拠。連覇を狙う松島は快勝続ける

 北海道・苫小牧市総合体育館で開催中の第53回全国中学校卓球大会。団体準々決勝終了後はシングルスがスタートし、一気に1回戦から4回戦までを消化するタフな連戦の末、ベスト8が出そろった。男子シングルスの4回戦(ベスト8決定戦)の結果は下記のとおり。

 

【男子シングルス4回戦】

松島輝空(星槎・神奈川) 3-0 太田理貴(城南・石川)

山岸駿(直江津東・新潟) 3-2 永峰佳麒(野田学園・山口)

持田陽向(愛工大名電・愛知) 3-1 谷本拓海(兵庫・兵庫)

齋藤俊太朗(明徳義塾・高知) 3-2 木村友哉(野田学園・山口)

渡部民人(星槎・神奈川) 3-1 佐々木雄大(愛工大名電・愛知)

面田知己(中間東・福岡) 3-2 岸本漣斗(岡山石井・岡山)

渡辺凉吾(野田学園・山口) 3-0 北村悠貴(鼓ヶ浦・三重)

吉山和希(愛工大名電・愛知) 3-1 岡本翼(星槎・神奈川)

 

 連覇を狙う松島は、3回戦で注目1年生の岩井田駿斗(野田学園)を一蹴するなど、余裕を感じさせる試合運びでベスト8入り。昨年3位の吉山は4回戦で1年生の岡本に1ゲームを先行されるも、気合を入れ直した2ゲーム目以降はペースを渡さずに勝利。敗れた岡本も吉山を本気にさせるなど、高いポテンシャルを見せた。

前回王者の松島は初戦の2回戦から3試合すべてストレートで勝利

岡本を振り切った吉山。決勝でライバル・松島との対戦となるか

ベスト16で終戦も、落ち着いた試合運びで存在感をみせた岡本

 

 昨年ベスト8の渡部は初戦となった2回戦で立藤来夢(明徳義塾)に大苦戦。最終ゲームは8-10でマッチポイントを握られたが、なんとか踏ん張って逆転勝利。以降は両ハンドのラリー戦を制して準々決勝へと駒を進めた。

大苦戦の初戦を乗り越えた渡部。昨年のベスト8越えを目指す

 

 昨年、ホープスとカデット13歳以下を制し、今春からJOCエリートアカデミーで腕を磨く川上流星は3回戦で永峰にフルゲームジュースで敗戦。最終ゲーム7-10から思い切りの良いフォアドライブを連発して追いつき、逆転勝利なるかと思われたが、最後は力尽きた。

注目ルーキーの1人、川上は3回戦敗退

 

 その川上が敗れたヤマを勝ち上がったのが山岸。川上を破った永峰に勝利しベスト8進出を果たした。攻守の切り替えのうまさ、相手を見ながらコースを突くクレバーさを武器に明日は松島に挑む。

強豪校、エリアカ、木下勢に割って入った山岸

 

 準々決勝に進んだのは愛工大名電から2名、野田学園、明徳義塾、中間東、直江津東から1名ずつ、エリートアカデミーから渡部、木下アカデミーから松島と群雄割拠の男子シングルス。最終日の明日、頂点に立つのは誰か。

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