卓球王国 2024年4月22日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
東京五輪

東京体育館で初の公式練習。日本男子は「リオ五輪と同じ好感触」

7月19日、東京五輪・卓球競技の会場となる東京体育館や、選手の練習会場となる中野区立総合体育館などで、選手による初めての公式練習が行われた。

4台が設置された東京体育館のメインフロアでは、13時から14時50分まで日本選手が2台を使って練習。日本男子チームと女子チームで途中で台を入れ替えながら、会場でのボールの飛びや卓球台の弾み、会場の照明などをチェックしつつ、練習に汗を流した。

男子チームは水谷隼、丹羽孝希、張本智和と練習パートナーの戸上隼輔がボールを打ち合ったが、選手たちの表情は明るい。6月19〜20日のアジア選手権代表選考合宿では代表権獲得を逃した水谷と丹羽、特に丹羽は状態が心配されていたが、今日見せたプレーには相当キレがあり、動きも良くなっている。水谷は4回目、丹羽は3回目のオリンピック。さすがに大会に向けた調整法は心得ている、ということか。

大会に向けた仕上がりが注目された丹羽孝希、会場で一気にボルテージが上がった?

「初めての公式練習で、来るまでには少し緊張感もありましたけど、コートでは表情が生き生きしているし、感触も良いと言っている。リオ五輪の時も、(大会前は不調が続いていたのが)初日の練習でみんな感触が良く、今日も同じような感じだった。良かったと思いますね」(日本男子・倉嶋洋介監督)

そしてプレーを見ていて「絶好調!」と言いたくなるのが張本智和。威力と安定性を増したバックハンドに加え、フォアハンドの破壊力がさらにアップした印象。両ハンドともボールが走り過ぎて、「早く大会が始まってほしい!」という感じだ。これは大会本番が楽しみになってきた。

ボールが抜群に走っていた張本智和。きっちり仕上げてきている

張本との練習で思わずドヤ顔。水谷隼(奥)の待ちわびた東京五輪がやって来た

実戦さながらのボルテージ、伝わりますね!

東京五輪速報

関連する記事