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東京五輪

アサール健闘するも馬龍が4-1で勝利し、準決勝へ進出。五輪連覇へ近づく

●男子シングルス準々決勝

馬龍(中国) 7、9、6、-11、6  O.アサール(エジプト)

エジプトの英雄アサールが対戦するのは世界チャンピオンであり、五輪チャンピオンの中国の馬龍。

今大会のアサールの快進撃はまさに「アンビリーバブル」。2回戦でウクライナのコウ・レイ、3回戦でスウェーデンのファルク(世界ランキング9位)、4回戦で荘智淵(チャイニーズタイペイ)をそれぞれ4-3という接戦の末に破り、ベスト8に進出した。アフリカ勢のベスト8進出はリオ五輪のアルナ(ナイジェリア)に続く快挙だ。エジプト出身の選手としても初めてとなる。

7月22日に30歳になったばかりのアサール。ジュニア時代から活躍していたが、より良い環境を求めて、シニアになってからはスウェーデンやドイツリーグでプレーしてきた。

出足でアサールはリードを奪うが、馬龍はすぐに追いつき、11-7でゲームを先取した。2ゲーム目、何とか食らいつこうとするアサール。8-7と馬龍リード。そこでアサールがバックストレートにライジングのバックドライブを決め、8-8とするも、11-9で馬龍がゲームを連取した。

世界屈指のテクニックを誇るが、要所で振り抜く馬龍のパワードライブは強烈

3ゲーム目、アサールは出足リードして6-6までついていくが、中盤から馬龍の攻撃をしのげず、11-6で馬龍がゲーム連取。

4ゲーム目、アサールのバックハンドは要所で厳しいコースを突き、4-4。しかし、ここからアサールのフォアハンドにミスが出て、8-4で馬龍がリード。アサールもここまでかと思いきや、8-8と追いつき、アサールのストレートへのバックドライブがノータッチで決まる。ジュースにもつれたあと、最後はアサールのフォアドライブが馬龍の脇腹に突き刺さり、13-11でゲームを取り返した。

粘り強さでは負けないO.アサール、馬龍にも食い下がる

今大会、ストレートへのバックドライブが効果的だったO.アサール

5ゲーム目、馬龍は出足から飛ばし、5-1とリード。そこから勢いを加速させ、9-2としたが、9-4になったところで馬龍はタイムアウト。10-6でマッチポイントを奪う。最後は馬龍が速く深いツッツキをアサールのバック深くへ送って得点。馬龍は準決勝進出を決め、五輪連覇に一歩前進した。

敗れはしたが、アサールは素晴らしいプレーを随所に見せた。ベスト8進出に拍手だ。

馬龍、男子では史上初の五輪2連覇まであとふたつだ

東京五輪速報

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