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全中2021

全中女子シングルス、張本美和が初優勝!

●決勝
張本美和(川中島) -8,10,6,12 篠原夢空(貝塚二)
●準決勝
篠原夢空(貝塚二) -8,3,-5,7,8 竹谷美涼(貝塚二)
張本美和(川中島) 5,8,3 鈴木美咲(山陽学園)
●準々決勝
篠原夢空(貝塚二) 3−1 岩木仁香(横浜隼人)
竹谷美涼(貝塚二) 3-0 吉田一葉(玖珂)
鈴木美咲(山陽学園) 3−2 吉本はな(貝塚二)
張本美和(川中島) 3−2 上澤杏音(貝塚二)

 

 

 

 

 

 

全国中学校卓球大会、最終日にはシングルス3回戦(16決定)から決勝までが行われ、1年生の張本美和(川中島)が初優勝を果たした。第1シードの篠原夢空(貝塚二)と第2シードの張本という、“本命対決”となった決勝。出足は篠原が両ハンド速攻で押す展開。打球点の早い3球目攻撃や、ストレートへの速攻などで第1ゲームを取り、第2ゲームもマッチポイントを奪ったが、そこから張本が開き直って持ち味の威力あるドライブが炸裂。逆転で第2ゲームを奪うと、完全に主導権を握り、3ゲーム連取で振り切った。チキータも交えた両ハンドドライブは、中学1年とは思えない完成度、そして威力を誇る。堂々の優勝となった。

威力ある台上バックドライブが炸裂した張本美和(川中島)

「1年生ということで立ち向かっていこうと思った。コロナで試合が少なく、力を試せる機会が減ったが、周りの方に励まされて頑張った。逆転勝ちが多かったのは、リードされて気持ちが楽になったからだと思う。五輪を見て兄が逆転勝ちが多かったので、似た試合ができたかも」(張本)
「優勝を目指していた。準決勝まではいろんな戦型の選手と対戦して、苦戦する試合が多かったが、しっかり自分のプレーができた。決勝は第2ゲーム後半から迷いが出てしまい、ミスが出た。張本さんとは勝ったり負けたりで、前回はカデット決勝で勝っていたけど、今回は悔しい」(篠原)

3位の竹谷は1年生ながら落ち着いた試合ぶりで快進撃。篠原との同士討ちとなった準決勝も押す展開だったが、篠原の集中力の前に一歩及ばず。同じく3位の鈴木は準々決勝の吉本戦ではバック表の速攻対決の激戦を制して勝ち上がった。ラリーでの強さと粘り強さが光った。

打球点が早く威力のある両ハンドを見せた篠原夢空(貝塚二)

つなぎと攻撃をうまく使っで堂々の入賞となった竹谷美涼(貝塚二)

接戦での強さを発揮した鈴木美咲(山陽学園)

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