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【PICK UP】ドニック『ブルーグリップ S1』/粘着らしからぬ使い心地で アナタの心をがっちりグリップ

<卓球王国2024年3月号より>

粘着らしからぬ使い心地で

アナタの心をがっちりグリップ

 ドニックが発売し、粘着性のトップシートとテンションスポンジを組み合わせた裏ソフトラバーとして着実に人気を獲得している『ブルーグリップシリーズ』。ハードで粘着らしい癖が特徴の『C』と、癖を出しつつも使いやすさが特徴の『S』が存在し、今回紹介するのは『ブルーグリップ S1(以下:S1)』だ。

 昨年(2023年)の3月に『ブルースターA1』と同時に発売されたこともあり、やや目立たない印象だった『S1』だが、その性能は確か。「21年に発売された『S2』のスポンジ硬度が42.5度だったのに対し、『S1』はそれよりも硬い47.5度のスポンジを採用することで、より上のレベルに通用するラバーに仕上がりました」とドニックジャパンの瀧澤光功さんは語る。

 「『S2』は軟らかくて軽いため、レディースや楽しみながらプレーしたい人におすすめでした。一方で、『S1』はスポンジがより硬くなっており、中級者以上の粘着ユーザーのフォア、バックどちらでも満足してお使いいただけます。

 もちろん、『S』シリーズの特徴である使いやすさはそのままなので、スピン系テンションラバーと同じような打ち方で自然に癖のあるボールを打つことができます」(瀧澤さん)

 粘着性ラバーは飛距離が出にくいため、合わせるラケットが限定されがちだが、この『S1』はスピン系テンションラバーのような使用感でしっかりボールが飛んでくれるので、合わせるラケットを選ばないのも特徴だ。

 また、47.5度という硬度は、主に中級者層が使うスピン系テンションラバーのボリュームゾーンと言える硬度。瀧澤さんによると、「スピン系テンションラバーから粘着性ラバーに移行する際は、もともと使っていたラバーと同じような硬度の粘着性ラバーを選ぶのが良い」ということで、中級者層が初めて使う粘着性ラバーとしてももってこいなのだ。

 「粘着性ラバー=使いにくい」はもう古い。粘着ながら使いやすいという新たな可能性を秘めた『S1』は、使用者の心をガッチリとつかんで離さないだろう。

47.5度のブルースポンジは相手のボールに打ち負けない

ドニック

ブルーグリップ S1

粘着テンション裏ソフト

6,600(税込)厚さ:MAX2.01.8

スポンジ硬度:47.5度 カラー:レッド・ブラック

イルマソフト㈱スポーツトレーディング事業部

 0429364441 https://www.donic.jp/

 

photo >> Yoshinori Eto

text >>Masataka Nakano