岡山県総社市のきびじアリーナを舞台に行われた第57回全国中学校卓球大会。競技3日目・最終日のの8月25日は、男女団体戦の第2ステージ(決勝トーナメント)準決勝・決勝と、男女個人戦(シングルス)の準々決勝〜決勝が行われた。
本記事では、女子団体戦の模様をお伝えする。まず、準決勝2試合のスコアは以下のとおりだ。
⚫︎女子団体戦第2ステージ準決勝
〈四天王寺 3-2 山陽学園〉
吉岡 -7、-7、-9 齋木⚪︎
大山 -7、10、-9、-10 末瀬⚪︎
⚪︎新谷/五十畑 3、7、8 橋本/藤原
⚪︎村松 9、9、7 後
⚪︎武田 6、9、-8、7 坂巻
四天王寺は昨年のシングルス女王・大エースの村松心菜を後半に下げる驚きのオーダー。対する山陽学園は地元優勝に向けて闘志満々で、前半の1・2番シングルスを連取し、早々に決勝進出へ王手をかけた。しかし、過去19回(四天王寺羽曳丘中の記録を含む)の優勝を誇る伝統校、四天王寺はただでは沈まない。ダブルス、そして4番の村松が快勝して、勝負をラスト5番に持ち込んだ。相対したのは、山陽学園3年の坂巻と四天王寺1年の武田。勝負は強心臓の武田が1・2ゲーム目を奪ったが、坂巻も意地を見せて3ゲーム目を取り返す。しかし、最後は武田の安定性が坂巻を上回り、3-1でゲームセット。四天王寺が決勝への切符をつかんだ。

2番で四天王寺・大山との接戦を制した山陽学園主将の末瀬

四天王寺はラストの1年生・武田が大仕事
〈横浜隼人 3-2 武蔵野〉
⚪︎馬場 7、2、-14、6 津田
武山 8、-1、5、-9、-9 坂野⚪︎
⚪︎宮田/岡田 11、5、6 神沢/佐藤
髙田 7、-7、5、-3、-10 嶋田⚪︎
⚪︎赤川 2、-8、3、4 大嶋
前半は横山隼人・馬場、武蔵野・坂野と、両校のエースが1点ずつを取り合う互角の立ち上がり。3番ダブルスで横浜隼人の強力ペア・宮田/岡田が勝利すれば、4番では武蔵野・嶋田が苦しい試合をものにして、ラスト勝負へ持ち込んだ。ここで躍動したのが横浜隼人の1年生・赤川。バック粒高・フォア表ソフトの変則速攻が見事に効果を発揮し、武蔵野・大嶋を3-1で退けて決勝進出の立役者となった。

横浜隼人・武山とのシーソーゲームを制した武蔵野のエース・坂野

元気いっぱいにプレーしてラストでチームの勝利を決めた横浜隼人の1年生・赤川
続いて行われた決勝戦のスコアは以下のとおり。
⚫︎女子団体戦第2ステージ決勝
〈横浜隼人 3-2 四天王寺〉
⚪︎赤川 6、-7、6、8 大山
⚪︎武山 -8、4、5、9 吉岡
宮田/岡田 -5、-3、7、-4 新谷/五十畑⚪︎
馬場 -8、-7、6、-8 村松⚪︎
⚪︎髙田 7、9、9 武田
四天王寺は、準決勝に続いてエースの村松を後半に下げるオーダー。対する横浜隼人は準決勝のヒロイン・赤川をトップに起用した。試合はその赤川がまたもや大活躍し、四天王寺の大山に満足なプレーをさせず、見事に3-1で勝利。横浜隼人は武川も接戦を制して、一気に2-0と初優勝へ大手をかけた。しかし、ここから四天王寺が反撃。ダブルスには自信のあった横浜隼人だが、それを新谷・五十畑ペアが完璧に打ち砕く。さらにはエース対決となった4番では、村松が横浜隼人の主将・馬場に苦しみながらも3-1で勝利。そして、四天王寺はラストに準決勝で決勝点をあげた1年生・武田が満を持して登場したが、ここで素晴らしいプレーを見せたのが横浜隼人の2年生・髙田。ブロックとカウンターの上手い武田の返球に対して集中力を切らさず連打を続け、見事3-1で勝負を決めた。

2番で四天王寺・吉岡に競り勝った武山。勝負強さを見せた

横浜隼人の強力ペアを寄せつけない強さを見せた新谷(左)/五十畑(四天王寺)

四天王寺エースの村松(右端)はベンチで仲間にアドバイスを送る「軍師」としても活躍

ラストで快勝した横浜隼人の髙田。高い集中力が見事だった

ラストの髙田に応援を送る横浜隼人ベンチ。最後まで素晴らしいチームスピリットを見せた
横浜隼人はうれしい全中団体初優勝。今春の中学選抜優勝に続く「春夏連覇」を達成し、そのチーム力の高さを再び、全国に轟かせる結果となった。

優勝:横浜隼人(神奈川)

準優勝:四天王寺(大阪)

3位:武蔵野(東京)

3位:山陽学園(岡山)
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