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欧州リポート

男子ECLはボルシア・デュッセルドルフが3季ぶり12度目のV!

ドイツ・デュッセルドルフで開催された2020-2021男子ヨーロッパチャンピオンズリーグ(ECL)は昨日、決勝が行われ、ボルシア・デュッセルドルフがザールブリュッケンとのドイツ対決を制して3シーズンぶりの優勝。地元・デュッセルドルフで王座奪還を果たした。

【2020-2021 男子ECL決勝】
※第5ゲームはジュースなしの6ポイント先取
〈ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ) 3-1 ザールブリュッケン(ドイツ)〉
○ボル -7、6、7、-4、6-4 尚坤
○シェルベリ 2、7、-9、6 フランチスカ
K.カールソン 4、-8、-7、-3 ヨルジッチ○
○シェルベリ 3、-8、4、-6、6-5 尚坤

12回目のタイトル獲得を目指すボルシア・デュッセルドルフと初優勝を狙うザールブリュッケンの対決。1番からフルゲームにもつれる接戦となるも、39歳・ボル(ドイツ)が尚坤(中国)を振り切ってボルシア・デュッセルドルフが先制点。2番でも今シーズン目指しい活躍を見せているシェルベリ(スウェーデン)がザールブリュッケンのツインエースの一角・フランチスカ(ドイツ)を下してボルシア・デュッセルドルフが王手をかけた。
だが、ザールブリュッケンも3番のヨルジッチ(スロベニア)が意地を見せる。1ゲーム目こそ奪われたが、2ゲーム目以降はK.カールソン(スウェーデン)に主導権を与えずに3-1で勝利。ザールブリュッケンは後半に控えるツインエースに逆転優勝を託したが、ここで立ちはだかったのはシェルベリ。尚坤を相手に接戦となったが、最後はフルゲームで勝利をあげ、3シーズンぶりの優勝を決めた。シェルベリは準決勝でもピッチフォード(イングランド)を下すなど、今大会MVPと言える活躍。ECL王座奪還に大きく貢献した。
ボルシア・デュッセルドルフで5度目のECL王者となったボルは「とにかくうれしい。ボルシア・デュッセルドルフでプレーするからには、ぼくたちは誰からもトロフィーを獲得することを期待される。このクラブは勝ち続ける必要がある」とコメント。次はドイツ・ブンデスリーガでの王座奪還を目指す。

※写真提供:ETTU

1番で尚坤に競り勝ったボル

尚坤はフルゲーム2試合を落とし、悔しい2失点

大車輪の活躍を見せたシェルベリはツインエースを撃破し、堂々の2得点

ザールブリュッケンはヨルジッチが一矢報いる

3シーズンぶりの優勝に歓喜の輪

フランチスカは悲願の初Vに導けず

地元デュッセルドルフで12度目の戴冠を果たした

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