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「今はさよならを言う時」。ユ・モンユがSNSで現役引退を発表

3月22日、シンガポール女子チームの主力選手として長く活躍したユ・モンユ(于夢雨)が、自身の微博(Weibo)やfacebookで現役引退を発表した。

「現在、是時候説再見了、这是我人生中非常重要的時刻(今はさよならを言う時、私の人生の中でとても重要な時を迎えている)」と微博でコメントしたユ・モンユ。「国際大会での16年の競技人生を振り返ると、とても多くの感動と栄誉がありました。これからは人生の新しい章を切り開いていきます」(ユ・モンユ)。

ユ・モンユは1989年8月18日生まれの32歳で、中国・遼寧省瀋陽市出身。166cmの長身で両ハンドのバランスが良く、頭脳的なラリー戦を得意とする右シェークドライブ型。2006年からシンガポール代表として国際大会でプレーし、2009年世界選手権横浜大会(個人戦)では4回戦で石川佳純に敗れるも、ベスト16に進出した。

2016年リオ五輪ではシングルスベスト8、団体ベスト4。2020東京五輪ではシングルスでベスト4に進出する活躍を見せ、銅メダル決定戦で伊藤美誠に敗れるも4位となった。Tリーグでも日本生命レッドエルフの一員として2019-2020年シーズンからプレーし、シングルス通算17勝12敗の好成績を残した。

度重なる故障とも闘いながら、見事に競技人生を全うしたユ・モンユ。4月からはシンガポール卓球協会による9〜12歳の選手の強化プロジェクトに、アシスタントコーチとして関わる予定だという。

東京五輪では自身の集大成とも言えるプレーを披露したユ・モンユ

2009年世界選手権横浜大会では、19歳ながらベスト16に進出

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