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WTTチャンピオンズマカオは張本智和、美和らが初戦突破。1回戦敗退の平野「現時点では世界ランキングはあまり気にしていない」

9月9日〜15日にかけて、中国マカオで開催中のWTTチャンピオンズ マカオ。男女シングルスの2種目のみで頂点が争われ、日本からは張本智和(智和企画)、戸上隼輔(井村屋グループ)、松島輝空(木下グループ)、吉村真晴(株式会社SCOグループ)、張本美和、平野美宇、木原美悠(以上、木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)の男女各4選手が参戦(※早田ひな(日本生命)はケガにより出場辞退)。

大会初日の9日には男子シングルスに戸上、吉村が登場。戸上は、パリ五輪銀メダリストのモーレゴード(スウェーデン)に1ゲーム目を奪う好調な滑り出しを見せたが、後が続かず1-3で惜敗。吉村は、フランチスカ(ドイツ)に各ゲーム競り合ったが、ストレートで敗戦。ともに初戦突破はならなかった。

戸上は1ゲームを奪う奮闘見せるも、後半及ばず

勝負所の一点に泣き、惜しくも初戦敗退となった吉村

また大会2日目の昨日(10日)は張本智、松島、平野、伊藤、張本美が登場。

張本智は、初戦で松島との同士討ちに3-1で勝利。両者は9月1日のTリーグでも対戦しており、当時は張本智が2度のマッチポイントを握りながらも惜敗。今大会も各ゲームで一進一退の攻防が続いたが、勝負所をことごとく制した張本智がリベンジを果たした。

「1試合でも多く勝ちたい。強い選手がたくさんいるので、1試合ずつ勝っていきたいですね」(張本智)と試合後に語った。張本智は、2回戦で林詩棟(中国)とドゥダ(ドイツ)の勝者と対戦する。

勝利を決め、大きく吠えた張本。松島が与えたプレッシャーの大きさを物語っていた

果敢に攻めた松島。さらなる成長を誓う

一方、平野は初戦で昨年のアジア選手権以来となる陳幸同(中国)と対戦。随所で平野らしい攻撃的なプレーも光ったが、バッククロスでの打ち合いでなかなか主導権が奪えず、ストレートで敗戦。試合後、ロス五輪への意欲を聞かれ、「これからの4年間と言われても、まだ何も決めていないので楽しくやれたら良いと思います」とし、「現時点では世界ランキングはあまり気にしていない。自分の力を出し切るように意識していた」と振り返った。

初戦で敗れた平野。ラリーでなかなか主導権を握れず、試合中は首をかしげる場面も多かった

簡単には崩れない安定した両ハンドで平野を下した陳幸同

また伊藤、張本美はそれぞれサマラ(ルーマニア)、ヤン・シャオシン(モナコ)にストレートで完勝。張本美は2ゲーム目を11-1で奪うなど、会心のプレーを見せて2回戦進出を決めた。「1試合でも多く勝ちたい。過去のチャンピオンズでは3回戦で負けているので、次の2回戦にしっかり準備をしたい」(張本美)。

伊藤は持ち前の攻撃的プレーでサマラを完封

好調ぶりを見せる張本美。上位進出を目指す

なお、2回戦で伊藤は朱芊曦(韓国)、張本美は本日21:50(日本時間)よりパヴァデ(フランス)と対戦する。また木原は、本日14:40よりバトラ(エジプト)との初戦に臨む。

写真提供:WTT

 

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