今、世界中のトップ選手たちが注目し、練習に訪れたいと願う場所をご存じだろうか。それは、フランス南部の海沿いの町「モンペリエ」だ。ここには、ルブラン兄弟が育った「モンペリエ卓球クラブ」がある。
1789年に始まった「フランス革命」とは、当時の絶対王政を倒した市民革命である。この革命は身分制度を廃止し、人々の個人の自由を尊重し、平等な社会を実現した。この歴史的出来事を思わせるような卓球の「革命」が、今、フランスから起ころうとしている。
明日21日発売の卓球王国3月号のメイン特集は「フランス革命」。世界が注目するルブラン兄弟へのインタビューと、「今世界でもっとも輝くコーチ」と評されるナタナエル・モランへのインタビューを通じて、卓球界に練習革命をもたらす「ルブラン卓球の真実」が明らかになる。
1997年の世界選手権で頂点に立ったフランスのジャン-フィリップ・ガシアンをご存じだろうか。俊足を活かし、ライジングボールを叩く強烈なカウンターで「音速の貴公子」と呼ばれた彼のスタイルは、ハイリスク・ハイリターンの速攻卓球そのものだった。それは、既成概念を覆す革命的で破壊的なプレースタイルだったといえる。そして、それから25年後、ルブラン兄弟が世界に飛び出し、多彩なサービスと抜群の対応力を備えた攻撃的な卓球を披露している。彼らの卓球のキーワードは「創造性」と「対応力」だ。
通常、男子トップ選手は女子選手や異質な用具(表ソフト、粒高、カットマン)との練習を避ける傾向がある。しかし、ルブラン兄弟とモランコーチは、それを逆に歓迎している。
フェリックス・ルブラン
「いろいろなスタイルの選手と練習し、いろいろなボールに適応していくことが、自分たちの卓球の幅を広げると思います」
アレクシス・ルブラン
「モンペリエの練習場では、同じ相手と2時間も練習することはありませんよ。10分ごとに相手が変わっていく感じです」
(ルブラン兄弟インタビューより)
卓球王国最新号では、20ページ近くをモンペリエの3人に割き、特集を展開。パリ五輪で日本男子を破り、世界を驚かせたフランス卓球の真実の一端を垣間見ることができる内容となっている。
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