許昕/劉詩ウェン(中国) 5、6、10、7 ルベッソン/ユエン・ジアナン(フランス)
午前中に行われた準々決勝でドイツペアを大逆転で下した水谷隼/伊藤美誠(日本)。この試合では伊藤に硬さが見られ、本来のプレーが出せずにいたが、水谷が底力を見せて伊藤を引っ張った。
準決勝では伊藤が本来のプレーを見せて、多彩なサービスとレシーブでタイペイペアに的を絞らせない。ドライブの打ち合いになっても伊藤が決めるなど、伊藤が主導権を握り、水谷がコースや回転のバリエーションでチャンスを作るという、日本ペアの本来の戦い方ができていた。
1ゲーム目、10−9で日本ペアリードの場面で林昀儒がレシーブでチキータをミス。3ゲーム目も10−9で林昀儒がチキータでレシーブミス。この2つのゲームを相手のミスで取れたことは大きかった。
しかし、なんと言ってもこの試合を勝利に導いたのは伊藤だ。試合後に水谷が「彼女(伊藤)のプレーが素晴らしく、最後は彼女に託した」と言うように、最初から最後まで伊藤がゲームを支配していた。
明日の決勝の相手は許昕/劉詩ウェン(中国)。ここまで完璧な試合を見せている中国ペアに対して、日本ペアがどのような戦いを見せるのか。
水谷/伊藤が初の混合ダブルス金メダリストに輝くか。決戦の火蓋は明日21時に切られる。
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