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東京五輪

丹羽孝希、対カットにパーフェクト勝利で好発進

丹羽孝希にとっての初戦、シングルス3回戦の相手はカットマンのワン・ヤン(スロバキア)。速攻の丹羽にとってカットは相性の良くない相手だったが、蓋を開ければ4-0のストレート勝利。ワンのバック狙いを中心に安定したカット打ちを見せる。ワンは守備でも攻撃でも決めてを欠いて、一方的な展開に。それでも4ゲーム目はワンが懸命な粘りを見せてゲームポイントを握ったが、丹羽が6-10から怒涛の6本連取で逆転し、圧巻の勝利となった。丹羽は動きも良く、調子は上々。4回戦の相手は強敵・オフチャロフ(ドイツ)だが、期待が持てる。

「初戦の相手はカットマンで苦手な戦型で、もっと競り合いになるかと思ったが、カットの変化がわかったので、良いカット打ちができた。この会場はすごくやりやすいので、自分のプレーができた。強い相手に4-0で勝てたので良い調子だと思います。(次のオフチャロフは)世界ランキング1桁で両ハンドが強い選手なので、コースや戦術を考えて戦いたい」(丹羽)

●男子シングルス3回戦
丹羽孝希(日本) 6、8、3、10 ワン・ヤン(スロバキア)

迷いなく振り切るカット打ちが見事だった丹羽

粘り強いカットとコースの変化で食らいついたワン・ヤンだったが、丹羽の調子が上回った

 

また3回戦ではO.アサール(エジプト)とファルク(スウェーデン)が激しい打撃戦を展開。フルゲームにもつれる激闘をアサールが制し、ジャンピングガッツポーズを見せた。

●男子シングルス3回戦
ゴーズィ(フランス) 10、9、9、5 グルーツ(デンマーク)
オフチャロフ(ドイツ) 11、3、11、4 スカチコフ(ロシア)
丹羽孝希(日本) 6、8、3、10 ワン・ヤン(スロバキア)
O.アサール(エジプト) 5、-6、-8、11、-4、6、8 ファルク(スウェーデン)

男子トーナメント(7月27日3回戦終了時点)

 

●女子シングルス3回戦
田志希(韓国) 10、4、-8、9、-8、-8、4 ユエン・ジアナン(フランス)
リュウ・ジャ(オーストリア) 9、4、9、9 A.ディアス(プエルトリコ)
孫穎莎(中国) 6、5、5、3 ヤン・シャオシン(モナコ)
ハン・イン(ドイツ) 9、9、7、8 レイ・ジェンファン(オーストラリア)

女子トーナメント(7月27日3回戦終了時点)

東京五輪速報

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