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東京五輪卓球

石川佳純、強打者ポルカノバに快勝し、日本勢8強一番乗り!

昨日の初戦(3回戦)では出足で緊張が見られ、パラナン(タイ)に苦しめられながらも振り切った石川佳純。4回戦の相手はパラナンに続く左シェークドライブ型のポルカノバ(オーストリア)、世界ランキング17位。180cmの長身を誇る強打者だが、ピッチの早いバックのラリーにも強く、パワーだけでなく台上やブロックなど緻密なプレーもハイレベル。欧州女子を代表する選手に成長している25歳だ。Tリーグ2019-2020シーズンでは「木下アビエル神奈川」で石川のチームメイトとして戦った選手でもある。

出足から声を出していった石川。緊張は見られず、得意のサービスからの3球目攻撃や、相手に強打させない落ち着いたコース取りで、点数的には競りながらも1ゲーム先取。2ゲーム目も後半に追い上げられつつも、最後は3球目攻撃で奪う。その後も点数こそ競ったが、集中したプレーを見せ、最後はネットインで勝利。強敵をストレートで下して、日本勢として今大会シングルス8強一番乗りを果たした。

「昨日、初戦を終えて、少し緊張も取れて、水谷さんと(伊藤)美誠ちゃんの金メダルから刺激をもらい、出足から良いプレーができた。出足から足が動いていったので良い入りだったと思う。昨日苦しい展開だったので、競り合いをのものにしてリードしたいと思った。課題もうまくいき2回勝ててうれしいし、自信になった。昨日、(混合ダブルスで)最高の試合をしてくれて、私も(平野)美宇ちゃんと応援していて本当に刺激になったし、それに続けるように頑張りたい」(石川)

完全にエンジンがかかった石川

ラリーに持ち込んで追い上げを見せたが及ばなかったポルカノバ

●女子シングルス4回戦
石川佳純 8、8、10、9 ポルカノバ(オーストリア)
陳夢(中国) 7、6、9、-9、5 チャン・モー(カナダ)

●男子シングルス4回戦
林昀儒(チャイニーズタイペイ) 5、7、2、-9、-9、11 ツボイ(ブラジル)
鄭栄植(韓国) 8、-7、7、9、4 ボル(ドイツ)

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