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東京五輪卓球

張本、ヨルジッチに敗れ、ベスト8進出ならず

●男子シングルス4回戦(ベスト8決定)

ヨルジッチ(スロベニア) -10、9、3、-10、-8、7、7 張本智和(日本)

樊振東(中国)  6、6、2、-5、3  フレイタス(ポルトガル)

●女子シングルス4回戦(ベスト8決定)

杜凱琹(香港)  -11、5、8、9、8  エーラント(オランダ)

ユ・モンユ(シンガポール) 9、9、9、-8、-6、8  ルー・ファン(アメリカ)

 

世界ランキング4位、メダル候補の日本の張本智和がシングルスの4回戦で姿を消した。相手は同28位のスロベニアのヨルジッチ。

張本は1ゲームを先取するも、流れに乗れない。攻撃的なブロックではなく、やや下がり目のところでのブロックが目立ち、2、3ゲーム目を取られる。

得意のバックハンドで得点がなかなかとれずに、要所でフォアドライブで攻め、4、5ゲーム目を連取。

あと1ゲームで勝利としたが、そこからヨルジッチは思い切った両ハンドで攻撃、特にバック対バックで張本が主導権を奪えなかったために、最後までリズムに乗れなかった。

最終ゲーム7-7から4本連取され、張本が敗れた。

日本チームにとって初の敗戦が男子エースの張本となった。

「自分の力は出し切ったのでさほど後悔はないけど、日本チームとしての初めての敗戦が自分なので、この借りは団体戦で返したい」(張本)。

激戦の末に敗れ、悔しさを隠せなかった張本

 

威力あるバックドライブが火を噴いたヨルジッチ

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