卓球王国 2024年11月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
東京五輪卓球

決戦の金曜日。7月30日(大会7日目)、男子単決勝迫る

個人戦のフィナーレを飾る、大会7日目の7月30日。気がつけばオリンピックも、そろそろ折り返し地点。今夜は20時から男子シングルスの銅メダル決定戦、オフチャロフ(ドイツ)対林昀儒(チャイニーズタイペイ)。そして21時から男子シングルス決勝、馬龍(中国)対樊振東(中国)だ。

銅メダル決定戦は、昨日の準決勝で中国勢と激戦を展開したふたりの対決。オフチャロフは12年ロンドン五輪の男子シングルス銅メダリスト、林昀儒は今大会の混合ダブルスの銅メダリスト。2枚目の銅メダルを手にするのはどちらか?

そして男子シングルス決勝、馬龍対樊振東。2連覇を目指す馬龍、技術の多彩さと戦術の幅広さは健在だが、やはりフットワークのスピードは以前に比べると落ちている。32歳でのオリンピック出場は、中国の卓球選手としては歴代最年長。手術を経験した左ひざの故障など、多くの故障を経験しながら今まで戦ってきた。

中国勢同士の決勝となり、「他国の選手にタイトルは譲らない」という目標を達成した今、馬龍がどこまで2連覇への強い意志を保てるか。プレスルームの中国メディアの見立てでも「樊振東有利」の声が多いが、「ミスター・パーフェクト」が再び伝説を作るのか?

以前に比べるとフォアを抜かれる回数が増えた馬龍だが、技術と戦術で2連覇を狙う

ファイター樊振東、五輪初出場・初優勝まであとひとつ

同士討ちでも、観客席ではこの男が常に目を光らせている。劉国梁会長、目ヂカラ強し

関連する記事