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東京五輪卓球

日本女子と対戦のハンガリーにアクシデント。ポータが負傷、代役は世界ランクなしの45歳

 東京五輪は個人戦3種目が終了。今日は試合がなく、明日から団体戦がスタートする。そんな中、日本女子が初戦で対戦するハンガリーは、エースのポータがシングルスで右ひじを傷めてリタイア。ポータは昨年出産を控えていたため、本来であれば東京五輪には出場できない状況だったが、開催が1年延期となったことで4度目の五輪出場を果たしていた。

出産を経て出場のポータ。シングルスは初戦の2回戦で敗退

 

 そのポータの代役を務めるのは45歳のファゼカシュ(8月2日には46歳の誕生日を迎える)。ファゼカシュは2000年のヨーロッパ選手権団体戦で優勝に貢献し、2004年のアテネ五輪に出場。現在もハンガリーの強豪・ブダオルシ21でプレーする現役選手だが、2006年を最後に国際大会からは身を引いており、ハンガリーリーグやヨーロッパチャンピオンズリーグを主戦場としている。10年以上も国際大会に出場していないのだから世界ランキングは消滅しており、「なし」。思わぬ形で4大会ぶり2度目の五輪に出場することとなった。

今年の5月のヨーロッパカップでプレーするファゼカシュ(写真提供:ETTU)

 日本とハンガリーの試合は明日19時30分開始予定。観戦の際は、ぜひファゼカシュにも声援をお願いします。

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