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東京五輪卓球

韓国が男子ベスト4一番乗り。張禹珍がエース対決に勝利し、ブラジルを完封

 14時30分から始まった男子準々決勝1試合目の韓国vs.ブラジルは、韓国がストレートで勝利。準決勝一番乗りを決めた。

 

●男子準々決勝

【韓国 3-0 ブラジル】

○李尚洙/鄭栄植 6、2、10 イシイ/ツボイ

○張禹珍 6、8、10 カルデラノ

○鄭栄植 6、-8、4、-8、7 ツボイ

 

 1番のダブルスは韓国ペアが流れるような連続攻撃を披露して先制点。2番は男子シングルス4回戦の再戦となり、張禹珍がカルデラノにリベンジ。やや攻め急いだ感のあるカルデラノに対し、張禹珍はあまいボールを逃さず、つなぐ、攻めるのメリハリのついたプレー。気合いに満ちていながらも、冷静に戦い抜いた。

一発のフォア強打を随所で決めながら、台上で先手を取った張禹珍

ややプレーに精細を欠いたカルデラノ。前後に揺さぶられた

 王手をかけた韓国は昨日のスロベニア戦で唯一失点を喫した鄭栄植がツボイと対戦。サービスが効き、試合を優位に進めたが、4ゲーム目に入る前にツボイが左腕に違和感を訴えて治療のため試合がストップ。これで逆に吹っ切れたか、ツボイの連打が決まり出して4ゲーム目を奪い、勝負は最終ゲームにもつれ込む。しかし、最後に笑ったのは鄭栄植。粘りのラリーで追いすがるツボイを振り切り、準決勝へ駒を進めた。

鄭栄植、ゲームオールの接戦を制して韓国を4強に導く

左腕を傷めながら戦い抜いたツボイだが、一歩及ばず

 前回のリオ五輪では銅メダル決定戦で敗れてメダルを逃した韓国。2大会ぶりの団体メダルに向けて、アジアの虎は燃えている。

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