ひなが凱旋勝利で決めた! 日本生命が3連勝

2018.12.26

日本生命レッドエルフ	3-1	日本ペイントマレッツ
8勝3敗	3-1	3勝8敗

1	◯	常晨晨	11-9	11-5				松平志穂
	◯	蒋慧	11-9	11-5				李皓晴
2		前田美優	12-10	4-11	11-7	7-11	8-11	馮天薇	◯
3	◯	常晨晨	11-5	11-5	11-3			打浪優
4	◯	早田ひな	11-6	11-2	11-7			李皓晴
5

　九州初開催となるTリーグ公式戦、北九州メディアドームで開催された日本生命レッドエルフ対日本ペイントマレッツ。地元・北九州市出身の早田、そして高校時代を福岡で過ごした前田、日本生命の2人にとっては凱旋マッチとなったこの試合、最後は早田の凱旋勝利で日本生命が3-1で白星、これで3連勝となった。

　ダブルスは日本生命が常晨晨／蒋慧、日本ペイントは松平／李皓晴。1ゲーム目は日本ペイントペアがレシーブから積極性を見せて食らいついたが、高い実力を誇る日本生命ペアが勝負どころを抑えて先制。続く2ゲーム目は、サービス・レシーブで相手の攻めを封じた日本生命ペアが序盤で5-0と大きくリード。なんとかラリーに持ち込みたい日本ペイントペアだったが、3,4球目までに仕留める日本生命ペアの巧さが光り、ストレートで日本生命ペアが先取点をあげた。

強い、日本生命のチャイナペア。完勝で先取点

　続く2番には、地元・希望が丘高出身の前田が登場。対する日本ペイントは馮天薇。前田のバックを厳しく突く馮天薇の攻めに食らいついた前田が1ゲーム目を奪うも、2ゲーム目はサービスを効かせた馮天薇が奪い返す。両者譲らぬ展開で3、4ゲーム目を取り合い、勝負は第5ゲームへ。高校時代を過ごした福岡で勝利といきたい前田だったが、馮天薇が序盤からエンジン全開。前陣で連打を叩き込み、前田のフォアを抜き去り、勝負をタイに戻した。

5ゲーム目は猛攻で前田を振り切った

前田は食らいつくも惜敗

　1点を奪い返した日本ペイント、3番には打浪がTリーグ2試合目の出場。爆発力のある打浪で王手をかけたいところだったが、常晨晨が立ちはだかる。サービス・レシーブで完璧に主導権を奪い、ラリーになっても巧みなコース取りで常晨晨が打浪を圧倒。得意の打ち合いに持ち込んでも、ことごとく跳ね返される展開に打浪もなす術がなかった。

打浪を寄せ付けずにシャットアウト。いぶし銀のプレーで勝利に王手

打浪は最後まで勝機を見いだせず

　勝利に王手をかけた日本生命、ここで今日の主役・早田の登場。初対戦だという李皓晴に対し、スタートからサービス、レシーブでプレッシャーをかけフォアドライブをねじ込んでいく。2ゲーム目は2点で奪われるなど、李皓晴は最後まで対応できず早田ペースで試合が進む。圧巻の内容で地元凱旋の早田がチームの勝利を決めた。

終始ペースを渡さず攻めきった早田、完勝で地元凱旋試合を飾った

　故郷・北九州での勝利に「地元で勝てるって良いなと思いました」と早田。「（北九州で開催された）今年のジャパンオープンでは結果が出せなかったぶん、この2日間で良いプレーをしたいと思っていました。李皓晴選手とは初対戦でしたが、対策してきたことが出せたと思います。緊張感と楽しみな部分、両方ありましたが、試合自体は集中して、楽しんでプレーできました」（早田）

　首位を走る木下アビエル神奈川を追う日本生命、明日はTOP名古屋と対戦する。期待通りの活躍を見せた早田、明日も故郷・北九州を沸かせられるか。